春の終わり、夏の始まり。 ページ43
放課後になった。…二人は最後の授業を終えて直ぐに私を誘ってきた。
「A!行こーぜ!」
ぞろぞろと他クラスの生徒らに紛れつつ、下駄箱へ向かい靴を取り出し履き替えた。
「スイーツ♪スイーツ♪」
羅菜は大のスイーツ好きだ。見るからに機嫌が爆上がりであるのが分かる。
『羅菜、そんなにテンション上がってどうした?…気になるものでもあったのか?』
「特大!夏のフルーティーパフェ!…これ食べたいの!!」
羅菜がニコニコして見せてきたその店のサイトには迫力満点なおっきなパフェ。
『…ちょっと待て、このサイズを1人で食べようと…!?』
「え、駄目?…私この量なら食べれるんだけどなぁ。」
『恐ろしい子っ…!太るよ!?』
ほら、横にいる森井だって引いてるじゃん…。
「んー…?なんか最近食欲が半端なく凄いんだよねー。…何でだろ?」
頭をかしげた羅菜。
「二人とも、目的地に着いたよ!」
どうやら二人で話してる内に森井が目的地まで連れてくれたようだ。
「早速、食べよう〜っと!」
ドアを開けて、定員にテーブルに案内してもらい、席に着いた。
私も特大ほどは要らないので、普通サイズの夏のフルーティーパフェを頼んだ。二人は各自で食べたいものを頼んだ。
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作者名:アマミヤ | 作成日時:2023年8月18日 11時