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★分離 ページ15

咄嗟に頭を働かせ、Errorをその気にさせる方法を考える。

今までのSans達との恋を思い返していく。この中にヒントがあるかも…
ナンパしたり、捕まえられたり、戦ったりもしたかも。
一人一人のSansの照れた顔や愛の言葉を思い浮かべて胸があたたかくなるのを感じた。

「!?おイ、お前…」
その時Errorが私の方を見て驚いた表情を浮かべた。
「え?何…?」
Errorは私の胸のあたりを無言で指さした。
その方を見ると、私のベージュ色のソウルが胸のあたりで光り輝き浮いていた。
金色にも近いそのハート型の光を見て、私は思った。

「これは…Sans達が私に教えてくれた愛…」
Sans達に愛を教えている間に、私も彼らからの愛を受け取っていたのだ。
私が彼らの魔法を真似することが出来たのは彼らが愛をくれたから…?

「こコでソウルが出てクるってこトは、コレが何か突破口になルんじゃないノか?」
Errorはまだ私を抱きかかえたまま器用にItの攻撃を避けている。
「うん、確かに…何か使い道は………あっ!」

ひとつ思い当たる。ハート型で金色といえばUndertaleのハートのロケットに似ている。
そしてHelp_taleでItを分離するのはハートのロケット…

「コレだ!」
私はErrorの腕からひょいと飛び降り、ソウルをItに向けてかざした。
「お、おい待て!ソウルの力で奴を分離さセようとなンてしたら膨大すギる魔力を急激に放った反動でAのソウルも無事じゃ済まナいぞ!
お前は元々よその世界のニンゲンなんダろ!?こっチの厄介事で命を捨てテいいのか!?」
Errorが私の後ろから叫んでいる。

「私が無事で済まないくらい理解してる……。でも今はこの世界を守りたい!私に愛を教えてくれたSans達を放っておくなんて出来ないから!!」
そう言った瞬間、ソウルの輝きがより一層増していった。
私を、Errorを、Itを、そしてこの世界全てを包み込んでいく――――――

***

Aのソウルの光が辺りヲ照らし、眩しサに閉じテいた目を開けるト、分離してイたSans達が折り重なるヨうに倒れているのが見えタ。

そシてその手前ニはうつ伏セに倒れるA。

「A…!」
俺はAの側に駆ケ寄り、仰向けにシた。
肩を揺すってモ反応がナい。体も石のよウに冷たく、生者の温かサが感じらレなかった。

「A…本当に死んじマったのカよ…!?」

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ぬん(プロフ) - この作品が自分の初めて見る占ツクの小説でした!!2年前位の事ですけどね,,,この作品に出会えて本当に良かったです!!! (2022年5月22日 22時) (レス) id: 10faccd952 (このIDを非表示/違反報告)
auずきの人 - ヴヴゥ泣き倒れシチャッタヨォォォォ神だーーーーー!!!!こんなァーーハッピーエンドーーーーずるいょよよょよ (2021年6月8日 21時) (レス) id: c54597a49c (このIDを非表示/違反報告)
みかん - うわああああああ!こんな神作作っていただきありがとうございますぅー! (2020年10月31日 20時) (レス) id: cd139ae848 (このIDを非表示/違反報告)
れい - こんなにいい物語を読ませて頂きありがとうございます!応援してます! (2020年7月29日 16時) (レス) id: 1655cf841d (このIDを非表示/違反報告)
木下 - 感動でしかないですううう!!!!これからも頑張ってくださいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!! (2020年5月16日 11時) (レス) id: 1f551fcc34 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ろーるけぃき | 作成日時:2018年1月28日 17時

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