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｢いつもありがとうね〜｣
素直に感謝を伝えると、トントンに｢お礼言うくらいなら自分で家事やれや！｣と怒られてしまった。
トントンが来てから、5時間ほどで私の部屋は見違えるほど綺麗になった。
片付け、洗濯、食器洗いばかりか、風呂掃除や戸棚の整理整頓までやってくれる彼に頭が上がらない。
トントンはキッチンでなにやらゴソゴソやり始め、しばらく経つと美味しそうな匂いが漂ってきた。
｢何やってるの？｣
｢作り置きと、お前の昼飯作ってるんや｣
なるほど、タッパーに入ったかぼちゃの煮付けやにくじゃがが、ズラッと並んでいた。
｢わ！ありがと、お昼ご飯何？｣
｢炒飯｣
｢･･････｣
｢嫌そうな顔すんな！｣
もっと豪華なのが食べたかった、と言うとトントンはまたぷりぷり怒り出した。
出来上がった炒飯を、二人で向かい合って食べると、思っていたよりずっと美味しくてびっくりした。
｢料理上手だねぇ｣
｢まあな｣
フフン、と誇らしげに胸を張るトントン。
｢午後服とかお惣菜とか買い出し行こうや｣
｢え、めんどくさい｣
｢テメェ･･･！｣
｢行きます行きます｣
額に青筋を浮かべるトントンは迫力があった。
｢じゃあデートだ｣
そうからかうと、トントンは｢デートやない！！｣と顔を真っ赤にして怒り出した。
照れ隠しみたいだった。
だって耳まで真っ赤なんだもの。
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甘宮(プロフ) - 明日花さん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです〜！頑張ります！ (2022年11月28日 20時) (
レス) id: 7aa9b04f20 (このIDを非表示/違反報告)
明日花(プロフ) - めっちゃタイプな小説見つけた！投稿無理のないように頑張ってください！応援します！ (2022年11月23日 12時) (レス) @page5 id: 2d37ba73d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘宮
| 作成日時：2022年11月19日 16時
