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でも、気持ちだけは捨てきれないまま梅雨が過ぎた。噂だが、ショッピくんは水原さんと別れたらしい。

それでもショッピくんとは今もギクシャクした関係が続いていた。しかし反対に、チーノくんとは順調で、一番仲のいい男友達を聞かれたら真っ先にチーノくんを挙げるほど。

「そろそろ夏休みやね」

「ねー・・・。なんか予定ある?」

「いやぁ、俺は特にないかな。せいぜいショッピとどっか出かけるか、部活」

今日はテストがあって早上がりだった。2人だらだら帰路を辿る。

7月の中旬。夏もいよいよ本番だ。太陽は容赦なく地上の私たちに熱を送り続けている。

うだるような暑さの中、話題もなくお互い無言だった。

「連絡先、交換しとく?」

沈黙を破って、チーノくんが控えめに言った。

「あ、うん。・・・してなかったっけ」

「してないわ」

含み笑いをしてスマホを取り出す。連絡先を交換して、追加されたトークを見てはにかむ。
お恥ずかしながら、男友達の連絡先をゲットするのはこれが初めてだ。

ぽこん、とチーノくんから『よろしく』と送られてきた。
私も『よろしくね』と返す。

近くにいるのにスマホを介すのは新鮮だった。

「じゃあ、私家あっちだから」

「またな」

チーノくんと別れて、後ろ姿が見えなくなってから私は駆け出した。

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まかろん - Q広島焼き? うちの県の名物や〜!(てかうちの県のやつwww) (2023年3月25日 23時) (レス) @page20 id: 0b9bf29afb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:甘宮 | 作成日時:2022年8月22日 22時

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