政略結婚かと思ったら、恋愛結婚でした【梵天】2

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突然ですが、問題です。

マイキーさんが、鞄を忘れていきました。さて、私のとった行動は？

1、届けに行く
2、放っておく
3、中身を見る
4、狼狽える

正解は、4。どうすればいいのか分からず、狼狽えて時間を無駄にする！でした。

3はさすがに論外。いや中身気になるけど。絶対血塗れの銃とか出てきて｢見ちまったもんはしょうがねぇ･･･！！｣ってなるパターンだよね。

それ以前に家から出ていく時に鞄を持っていないことに気付かないのかって話だけど、気付く訳が無い。
その時点で、マイキーさんは既に完成していた･･･。一生の不覚。

脳内会議を行っていても仕方がないので、三途さんに連絡を入れようと携帯を持ち上げはたと我に帰る。

｢(マイキーさんに実家以外の連絡先消されたんだったっ･･･！)｣

これくらいで挫けるな、私。私に付いている屈強なガードマン(？)2人に話をしにいく。

｢あの、マイキーさんが鞄をを忘れてしまったようなんですけど、お届けすることはできませんか？｣

なるべく柔和な笑みを湛えて話しかける。

｢申し訳ございません、自分達は貴方のお側を片時も離れるなとのお達しを受けています。･･･そして、首領の部下の連絡先は持っていません。緊急時の連絡先は持っているのですが、無闇に使うと自分達が首領に･･････｣

そこで、ガードマンさんの言葉は途切れた。察してくれ、とでも言いたげに青ざめた表情でこちらを見る。

｢無理を言ってごめんなさい｣

俯いて、マイキーさんの鞄を抱え自室に戻った。

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