忍術学園５年生には姫様がいます１１

雪村一族の復活６ ページ30

亮輔「…A…どうしても一緒には来ないか？」

『何度も言わせるでない。
私はそなたとは一緒には行かぬ！』

亮輔「…それなら仕方ない。
手荒な真似はしたくなかったが…行くぞ！」

『来い！』

キンッ！ギンッ！ガキンッ！

５年生達が咲夜達と戦っている中Aと亮輔の戦いも始まり両者とも一歩も引かない感じであった。

咲夜「そこまでじゃ！！」

亮+A『「！？」』

いきなり咲夜の声がしたと思ったら５年生達が皆倒れていた。

『皆！！』

咲夜「動くでない！」

『…！？』

咲夜「桜ノ宮城主殿？
さて…私も手荒な真似はしたくはないのだが交渉じゃ」

『交渉ですって…』

咲夜「そうじゃ。
で、内容じゃがお主がわらわ達と来てくれればこ奴等は解放するがお主がわらわ達と来ないというのならば今この場でこ奴等を殺す」

『…っ！？』

まさかの交渉にAは驚き隣にいた亮輔は何も言わずに彼女を見ていた。

八左「A…ダメ…だ…」

兵助「行っては…ダメなのだ…」

『皆…』

三郎「私達の事なら…気にするな…」

雷蔵「僕達なら…大丈夫…だから…」

勘右「行っちゃ…ダメだよ…」

『…分かった、そなた達に着いて行こう
(これ以上…皆を巻き込む訳にはいかないからな(苦笑))』

彼等はボロボロになりながらも必死にAを止めようとしていたが見ていられなかった彼女は仕方なく着いて行く事にしたのだった。

雪村一族の復活７→←雪村一族の復活５

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す