忍術学園５年生には姫様がいます６

兵助と姫様４ ページ39

兵助「大木先生…俺は何故ここに？」

大木「お前の腕を見てみろ」

兵助「腕…！？
そうだ…任務終わりに忍者に追われて…Aはっ！？」

大木「A？もしかして桜ノ宮Aか？
ワシが見つけたのは久々知、お前だけだ」

兵助「…そんなっ…！！」

バッ！！

大木が助けたのが自分だけと分かると兵助は慌てて起き上がった。

ズキッ！！

兵助「…いっ！！」

大木「バカ、無闇に起きるんじゃない！！
お前自分が何日眠っていたか分かっているのか？」

兵助「えっ…？」

大木「…ワシがお前を見つけたのは２週間前じゃ！」

兵助「！？！？」

自分が２週間も眠っていた事に兵助自身驚いたのだった。

大木「…まあにかく今日は夜も近いし休め。
Aを探すなら明日からにしろ」

兵助「…」

大木にそう言われた兵助は大人しく言うことを聞きその日は休んだのだった。

一方違う場所では未だ目が覚めない者がいた。

？？「…今日で１０日か」

？？「利吉、姫様のご様子は？」

利吉「母上…。
肩の傷が響いているのかまだ目を覚ます気配はありません」

利吉母「そうですか…」

そう、Aは利吉に助けられ山田家にお世話になっているのだが未だ目を覚ましていなかった。

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