どちら様ですか？ ページ30
翔side
俺ん家の前に怪しい人が…
全身黒、フードを被っている。
体格的に言ったら…女
雅「警察に連絡する？」
「いや、この前の刑事きたろ？あの人に電話しよう」
雅「頭撫でてくれた人ね」
いや、覚え方よw
数分後刑事さんが俺ん家の前に居た人を捕まえた。
抵抗してるようだけど、大人の男性には勝てない様子
「…だれ？あんた」
雅「…あんた…あの女？」
「あのって…どの？」
雅「ほら、こっちから願い下げって言った女」
「あ〜2年の！はいはい」
そこに居たのはあの女だった。
すげぇ喚いていて、何言ってっか分かんなかったけど
刑事さんが教えてくれた。
刑事「要するに、フッたことによる腹いせ、2人のせいで大野くん？って人に殴られた…復習するためにやった…って事らしいけど」
「殴られたんすねwどーりで顔が残念w」
雅「いや、俺らの方が被害者じゃん」
「被害妄想激しすぎ」
雅「翔の家で彷徨いてたのって…帰ってきた翔を殺ろうとしたんすね」
女「こんな男、殺してあげるのよ！この世に必要ないわ！私がフラれるなんて…ありえない！私は世界一可愛いの！こんなに可愛い子をフルなんて有り得ないのよ！」
この人、自分の顔鏡で見た事あるんかね。
「あんたさ、自分の顔鏡で見た事ある？自分磨きもしてこなかったんでしょ？肌ボロボロ、髪もボサボサ。そんな状態で彼氏なんて出来るわけないでしょ？もう少しさ、自分磨きしてから出直してきなよ。」
雅「後、性格も直したほうがいいよ。そんな性格じゃ男は寄ってこないよ。」
俺等が意見を言うと、奇声を上げながら向かってきた。刑事さんが取り押さえて…現行犯逮捕。
雅「ドラマで見た事ある光景だね」
「雅紀、言わないの」
雅「はーいw」
↓俺の家
「良かった…荒らされてない」
雅「翔、携帯凄く鳴ってるけど」
「教師からと先輩からすげぇ来てるだけ」
雅「いつの間に追加したの」
「俺が屋上で寝てる時に追加されたんだと思うよ」
雅「不用心〜」
「追加してないからw既読も付けてない」
雅「余計に心配かけるやつ〜」
「明日学校どうするかなぁ〜」
雅「ゲーセン行こうよ」
「今から？」
雅「朝まで」
「じゃ、スポチャだな」
雅「わ〜い！」
私服に着替えて、普段通りの髪型で、家の電気消して、ブレーカー落として火元の確認もして…
さて、行くか。
雅「翔〜服借りたよー」
「いつもの事だろ？」
雅「どう？似合う？」
「カッコイイよ」
雅「照れるなぁ」
バイクでスポチャまで飛ばしますよ
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作者名：シュガーsweet | 作成日時：2020年12月22日 23時
