とばっちり青春｛ARS.m.a｝ (ページ3)

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遅刻するからと言ってあの騒がしい家族から逃げるように登校してる。

さっきも話したように私が行くのが嵐呈(らんてい)高等学校。そして今日が入学式。やだよ私友達作れない。

智は三年で少し登校時間が遅いからすっごい羨ましい。

智｢Aーーーーーーーーー！｣

うっっわ！！！
なんか智が追いかけてきた。
こいつ登校時間遅いクセに早く出てきてやんの。

A｢は？なに？なんなの！？｣

なんなのめっちゃビビった

智｢ほらぁー。今日から俺が先輩なんだぞー。敬語使ってさん付けだかんね。｣

ふぁ。

A｢智に敬語とかアリエナイ。｣
智｢先輩なんだから。アリエナクナイ。｣
A｢はぁ？やだよ一生使ってやんない。｣
智｢ほら！今のを『嫌です。一生使いたくありません。』ってゆーの。さんはいっ！｣
A｢やるもんかー。｣

あー。やっと一人になったのに智がいるせいでうるっさい。
ほんとに懲りないのよ。

智｢一緒にー？『いやです。いっしょうつかいたくありません』｣

もうやだ。これ言った方が早いよね。
てかこんなことを敬語で言うとか言わないとか超×∞どうでもいい。

A｢いやでぇす。いっしょーつかいたくありませぇん｣
智｢おー！やっと言ったぁぁ！！かわいいよぉ、うん、世界一かわいいよぉ←｣

は？言うこと聞いたら急に甘くなるとかヘタレの極み。うざいうざいうざい。早くこいつから解放されたい。

A｢あーーーーそーーーーー。｣

ととりあえずいって私は逃げ出した。
すると友達第一号になりそうな人がなんか迷ってる風だった。
え、ここで会うとか神様は友達になれと言ってるようなもんでしょ？
案内しろと？
やだよ私友達作れないって言ったじゃん。
とりあえずスルーしよ、そう思ってヒトっぽさをなくしてｽﾀｧっと知らん顔で通っていったら
話しかけられたってゆー。(ヒトっぽさなくすってなんだ)
これは想定外だっての。。。