変わる ページ25
まふまふ視点
「過去に囚われてるあんたは余りにも目に余るよ…過去を話して貰おうなんて思わないけど…そこだけは指摘させて貰うよ」
無理…だよ
ま「変わらないよ…僕は…」
「変わらないなんて言うから変わらない!あんたは今まで変わらないと決めつけ、変わろうとしなかった!結局はそんなの言い訳だよ」
言い訳なんて!
ま「そんな事っ…!」
「変われないなんて諦めてる奴はなんにも変わんない…私は良く知ってるよ。あんたは変われないんじゃなくて変わろうとしないだけだ」
諦めてる…
ま「…っ」
「変われよ…変わろうとしろよ」
別に変わろうとしなかった訳じゃない…でも…
「あんたはあんただ。人になんて言われても、どれだけ傷つけられても自分が変わらないとなんて思うな」
「今のあんたは、きっと過去に変わらされてる。でも、きっと変わったのはあんたの意思じゃないでしょ?」
ま「…」
今の僕になってしまったのは確かに僕の意思じゃない
ま「ねぇ…」
こんな僕でも…
ま「変われるのかな」
「あんたがそうしたいと言うのなら…可能性はゼロじゃない」
ま「…!」
「それに…」
う「まふっ!A!」
坂「まふくん?!」
S「A!!まふくん!」
みんな?!
「あんたには友達がたくさんいるじゃん」
ま「!!」
「自分一人じゃなんとかならないって思うなら友達とか頼りなよ。あんたは独りじゃないんだから」
ずっと…思ってた
仲間や友達なんていらない、僕は独りなんだって…でも、やっぱり嬉しくて
坂「そうだよ!まふくんには俺らおるやん!」
う「別に裏切ったりしないよ。仲間じゃなかったのかよw」
S「彼方さん達だっているじゃん?勿論僕も、Aも!ね?」
「なんで私まで…」
S「え、違った?」
「違っ…くはない」
僕にはいつのまにかこんなに仲間がいたんだね
ま「…っ!」
こんな時に僕が言わなきゃいけない言葉
ま「みんな…」
ま「ありがとう!」
泣きながらだから顔もぐちゃぐちゃで…声だって震えてるけど言えたんだ
ありがとうって
それからみんなは顔を合わせてこう僕にいった
"どういたしまして!"
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作者名:ARISU☆ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/jpadjdt/
作成日時:2017年7月25日 4時