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《山本由伸》ツンデレ ※リクエスト ページ15

俺はツンデレやと自覚している。
いや、だって甘えるってどうやってやるん?
想像しただけで恥ずい…
それに、いざ甘えたりしたら引かれるかもしれへんし。
そんな思いで、自然と海来への態度も冷たくなっていた。
正直、よくここまで続いたなと思う。
それほど海来は俺の事を好きでいてくれてんのやろう。
だから、今日こそはと覚悟を決めたが……
『由伸〜、私友達と飲み会行ってくるね』
と言われ、引き止めたら嫌われるって思って、
「んー」
とだけ返事した。

「遅いなぁ…」
あまりの遅さに不安を抱きながら、彼女の帰りをただ待っていたその時、
ピーンポーン
「誰やこんな時間に」
インターホンが鳴った。
「はぁ〜い」
山崎「ヤマザキ郵便でーす」
渋々出ると、颯一郎の姿が。
「郵便ちゃうやろ、てか何の用?」
山崎「お前の大事なお届けもの」
「えっ?」
『スースー』
そこには、颯一郎に肩を借りて寝ている海来がいた。
どう言う事、…まさか友達って颯一郎の事か?
「………」
山崎「いらんなら貰っちゃうよ〜」
「なっ!!返せ!!」
山崎「はいはいww」
と海来を無事返してもらった。
てか、聞いとらんよ…颯一郎と飲むって。
山崎「毎度ありがとうございました〜」
「もうええよ」
山崎「あははww……あっそうだ!」
「何?」
山崎「今後は、もうちょい素直になってやれよ、じゃないと海来泣いちゃうよ」
「えっ……」
山崎「じゃぁっ!!」
ダダダッ
かなり気になる言葉を残して去っていった。
『んん"……あれ?由伸』
「随分と飲んでるようで」
『……ごめん』
「いや、こっちこそ…ごめんな」
『えっ…?』
目を丸めて驚く海来。そりゃそうか、こんな素直な俺、久しぶりやから。
「その、颯一郎とはどんな関係なん?」
『えっ、とただの友達。だから別に浮気とかじゃないよ』
「そっか……」
『由伸、』
「ん…?」
『……やっぱなんでもない』
「そっか…」
しばらく、沈黙が続く。
やばい、なんか言わへんと…

"今後は、もうちょい素直になってやれよ、じゃないと海来泣いちゃうよ"

「海来…」
『何?』
「その…引かないで欲しいんやけど…」
『?』
「嫉妬した、…颯一郎と飲んでたのもだし…今までも」
「その…あんまし、甘えんのとか得意じゃあらへんけど、
今後は、もうちょっと構う…」
「ごめんな、今まで寂しくさせて」
『由伸…』
ギュッ
『きゃっ!?…//』
「だっ、…大好きやで…//」
『……私も//』

ツンが多めなツンデレ彼氏の由伸。今後は甘々になっていく努力をするみたい…

↑↑このお話の作者コメント→←《山本由伸》ツンデレ ※リクエスト



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設定タグ:プロ野球 , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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わらびもち(プロフ) - お久しぶりぶりです!リクエストで森下翔太選手のお話をてみたいんですが可能でしょうか…? (2月25日 18時) (レス) id: 751c895f47 (このIDを非表示/違反報告)
ポンデリング(プロフ) - リクエスト失礼します、山本由伸選手で嫉妬するお話が見てみたいです! (2月1日 23時) (レス) id: 05e74bfd74 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - わらびもちさん» こちらこそ、一番良いお話を書けてよかったです😆またのリクエスト待っております!! (1月26日 7時) (レス) id: 5dadc7ef99 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - Chocoさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます😭😭これからもよろしくおねがいします☺️ (1月26日 7時) (レス) id: 5dadc7ef99 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - 名無しさん» 合ってましたか、良かったです😅またのリクエスト待っております!! (1月26日 6時) (レス) id: 5dadc7ef99 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まな | 作成日時:2024年1月20日 15時

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