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｢ろ、ろぼろ…？｣
｢ほんま、Aはほんまずるいわ｣
ドクドクと脈うつ心臓とは反比例に、私の息は一瞬止まった。そしてまた、浅い呼吸を繰り返す。
暖かくて、落ち着く匂いで。思っていたより筋肉質で固い。ロボロを抱き締め返してもいいのかわからず、私の手は行き場なくだらりと垂れ下がっている。
｢ほんま、なんなん｣
｢…あ、の｣
｢なんでそんな、かわええん｣
｢っ……｣
私の耳元で溢される言葉に身体がまた震えた。ぞくぞくと、その言葉が私の背中を伝っていく。
｢耐えられへんって…｣
よりぎゅっと強く抱き締められて、ロボロの体温や鼓動を感じた。熱くて熱くて、心臓はバクバクと動いていて。
｢……ロボロ、バクバクいってる｣
｢そりゃ…な…｣
次の言葉を待って、ロボロの背中に手を回した。それに驚いたのか、ロボロの身体も少し震えた。
私がどきどきしているのも、全部きこえてるのかな。こんなに熱くて手が震えているのもバレてるかな。
｢……ロボロから、聞きたい｣
そう言ってぎゅっと強く抱き締めると、ロボロが息を吸った音が聞こえた。
｢すき、やで…A｣
｢私も、ロボロが、すき｣
互いに赤くなったであろう顔を見合わせて、目を逸らした。
｢……付き合わ、へん？｣
｢………付き、合お｣
ロボロからの提案にゆっくりと回していた腕を離し、頷いた。ほっとした表情のロボロは私から腕を離し、代わりに手をぎゅっと握ってきた。
｢帰ろ、か｣
｢………うん｣
照れ臭くて何も話せなかった帰り道は前みたいに寂しくなく、満たされた気持ちでいっぱいだった。
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暇人な名無し__低浮上ガチ勢(プロフ) - う"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"心臓がﾄﾞｺﾄﾞｺ言ってる待ってキュンs...(絶命) (2021年6月29日 21時) (
レス) id: d7b6c8461a (このIDを非表示/違反報告)
shiyu(プロフ) - 紫狐 sikiさん» 私も、愛してる。 (2021年6月28日 0時) (レス) id: 12f7993420 (このIDを非表示/違反報告)
紫狐 siki - 愛してる。(唐突) (2021年6月27日 21時) (レス) id: c31e34af03 (このIDを非表示/違反報告)
shiyu(プロフ) - 月璃狐@サブ垢さん» 読んでいただきありがとうございます！界隈を掛け持ちして書いていますので中々期待に添えたお話が書けるかどうかわかりませんがこれからもよろしくお願い致します。 (2021年6月27日 20時) (レス) id: 12f7993420 (このIDを非表示/違反報告)
月璃狐@サブ垢(プロフ) - あとお気に入り作者失礼します……。（2回連続すみません……） (2021年6月27日 19時) (レス) id: 58020de72d (このIDを非表示/違反報告)
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