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スペードの3 ページ16

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 「ちょっと外行ってくるわ」
 「おう、行ってら」



席を外し、外に出た。ネオンの看板が街中に溢れているのを眺めていると、後ろから鐘の音が聴こえた。



 「落ち着きがないですね、それじゃあゲームに勝つことすら出来ませんよ?」
 「…煽ってくれるなぁ」
 「お褒め頂きありがとうございます」


褒めてないと否定の言葉を洩らしかけたが、彼女はどうせすらりと避けてまた笑うのだろうからどうでも良くなった。無駄に怒るのは嫌いだ。



 「ここはね、昔夜の街だったんですよ」
 「…興味ないわ、んなもん」



嘘だ。


俺はずっとこの街で遊んでいた。手に有り余る金を賭けて、女を連れ込んで楽しむ。ただそれだけの毎日だった。時々不快感を抱く女がいるだけで、俺に集ってくる女は嫌いじゃなかった。


俺の顔と財産が好きな単純な奴らだったからだ。



 「志麻さんは遊んでましたよね、この街で」
 「…は」
 「目が言っています、ここで女を知り尽くしたと」



目を細めてにっこりと笑う彼女に思わず背筋が凍った。どす黒い笑顔、長い髪、仕草、言葉、時々香る香水全てが俺を腹立たせる。


俺は嫌いだ。
こんな何もかも見透かしてくる女なんて。

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ちょこ - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます!(´;ω;`) (2019年12月30日 12時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
shiyu(プロフ) - 志麻セン寄りのcrewさん» 能力持ち等はあり得ないのですが、やっぱり何かを入れようと思ったらいつの間にかそうなってました笑 (2019年5月7日 22時) (レス) id: ca77629a28 (このIDを非表示/違反報告)
志麻セン寄りのcrew - すみません間違いましたm(_ _)m発想です (2019年5月6日 21時) (レス) id: e4b55a25ee (このIDを非表示/違反報告)
志麻セン寄りのcrew - 面白いルール知らんけど発送がすごい能力持ってるのすごい (2019年5月6日 11時) (レス) id: e4b55a25ee (このIDを非表示/違反報告)
shiyu(プロフ) - しらすさん» 私ゲームでやってたぐらいなの。面白いって言われて嬉しいからがんばる() (2019年5月5日 1時) (レス) id: ca77629a28 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:shiyu | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年5月1日 21時

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