恋花火 ページ4
暖かい提灯。ぼんやりと光を放っている。
屋台のおっちゃん。ざわめきが終わらない会場。多くの友人関係と恋愛関係の人々。
貴「…まだ後5分かな」
そうスマホで確認して言って、待ち合わせ場所の神社の前へと行く。結構人が待ち合わせ場所に使っていてあまり周りが見えへん。
でも、二人はすぐに見つけた。
すごく女の子に囲まれてるし笑
私はその輪に入るのが怖くてただ遠くで見ていた。すると、
後ろからトンッと肩を優しく叩かれた。
貴「実花!!」
実「数分遅刻したわー笑」
千「お! 実花とA! はよこっちきいさー」
志「遅いんやけど笑」
貴「いや、囲まれてるし怖くて声かけられへんかった」
私と実花が二人の前に完全に姿を現したとき、二人は顔をそっぽに向けた。
志「A、似合っとるやん! …実花は…あの、その///」
千「A、よう似合っとるで。 …///」
実「なんやねん笑!! しっかり言ってや!」
貴「っ…ありがとう」
私が無理矢理笑顔をつくったことなんて、誰もわからへんやろな。だって、二人共。
実花に夢中やし。
当の本人は気づいとらん。なんて鈍感なんやろ。
…可愛いって、言ってくれた。
言ってくれたけど…
顔を赤らめる千羅くんを見ると胸がキュッとしまった。目線を外しながら実花に似合っとるっていっとる千羅くんは、私にではなくて実花に想いを寄せていることを露にしている。
それが、悔しくて悔しくて涙が出そうになった。
実花は可愛いし、笑顔が素敵。
性格もいいし、優しい。
そうやって実花の良いところを挙げていくと涙が出てきてしもた。
泣かへんって決めてたはずやのにな…
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ハゲつるマン@19830617(プロフ) - 堕天使さん» ありがとうございます!! これからも頑張りますね!!! (2018年8月17日 18時) (レス) id: ca77629a28 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使 - 続編おめでとうございます!これからも応援してまーす! (2018年8月17日 16時) (レス) id: 63256c4e02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハゲつるマン@19830617 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2018年8月17日 15時