恋花火 ページ3
…まあ、上出来…かな？
鏡の前で一回転をして浴衣を見る。…髪はくくってお団子にした。赤い花を飾ってまじまじと鏡の私を見つめる。
貴｢可愛いって…言ってくれへんかな？｣
変な期待を抱いてる私。そんなの砕けるってわかっとるけど、淡い薄っぺらいのを抱いてしまうねん。
写真を実花に送って、着替えた。
電気を消そうとしたときに、目に入った写真立て。
そのときはまだ四人で、喧嘩する前やった。みんな自然に笑えとる。今は、私と千羅くんの仲が微妙や。…なんか、もどかしいような間があいてるような。
浴衣を見て、よしっと拳を握りしめて布団に入った。
明日、楽しみやな。
千羅くん、振り向いてほしいよ。
夢の中もきっと千羅くんでいっぱいやろう。チラつかせる千羅くんの優しさと期待に溺れてしまう。優しい千羅くんは、どうやっても私を恋の洗脳という名の罠にかけるんやね。
失恋することもわかっとる。でも、それでもええと思う。
傷つくことを恐れてても、恋っていうものは不思議なものでそれでもええと思う。
傷つくことやって、自業自得や。
苦しいことやって、自分のせいだ。
そんな被害を受けても千羅くんが好きな私は愚かだと思う。
でも、千羅くんに好かれるなら…
それでもかまわないで。
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ハゲつるマン@19830617(プロフ) - 堕天使さん» ありがとうございます！！ これからも頑張りますね！！！ (2018年8月17日 18時) (
レス) id: ca77629a28 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使 - 続編おめでとうございます！これからも応援してまーす！ (2018年8月17日 16時) (レス) id: 63256c4e02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハゲつるマン@19830617
| 作者ホームページ：なし
作成日時：2018年8月17日 15時
