ハーフの彼 ページ10
何事もなく式は進んでいったが
驚くべき人物が入学してきた
「ハグリット・ルビウス！！」
A「は？？」
ハグリット？？え？本当に？？
…あ、今年入学だったのか、え？私ハグリットより年上になるの？
驚愕の事実に思わず目を見張る
「どうしたのよ？」
A「いや、今呼ばれたあの子…原作の」
そこまで言うと何を言わんとしていたのかが分かったのだろう
あぁと言葉をこぼしじっとハグリットを見つめた
「グリフィンドール！！」
組み分け帽子が高らかにハグリットの入る寮を宣言し、グリフィンドール生はそれを拍手で温かく迎えた
よっぽど入れたことがうれしいんだろう、少し涙ぐみながら
新入生にしてはだいぶ大きい彼は嬉しそうに寮の席に向かっていった
彼は巨人とのハーフで本来ホグワーツに通える可能性も低かったからなぁ
森の中でお父さんと二人きりで友達もいなかっただろうから、素直な彼にはここで幸せな学校生活を送ってほしい
「...いいこなのね？」
A「え？」
「あんた、あの子見る目がすっごく優しかったから。あいつに変に思われないようにね」
A「変にって...何を心配してるの？私は確かにあの子に好感を抱いてるけど...彼を愛しているのは本当よ？トムだって、しっているはず」
そこまで言うとため息をついて私を見やるマートルが言った
「あのねぇ、あいつはあたしにまで嫉妬してくるような独占欲と支配欲の塊みたいな男よ？いくら知っているからと言って嫉妬しないとは限らないの」
A「え？トムったらマートルにまで嫉妬してるの？もう...」
呆れるような、恥ずかしいような、なんとも言えない気分になったが
彼が私のことを想ってくれているのが分かって...いたが、もっとわかるようになって嬉しかった
私がうれしいと思っていることに気が付いたんだろう
マートルはもう一つ大きなため息をつきながら額に手を当てた
「あの彼氏あってこの彼女ってわけね？納得だわ」
A「...ごめんね？迷惑かけて」
「あんたは悪くないわよ。その言葉はあいつが言うべき発言よ」
ジトッとスリザリンの席へ目をやるとネロ君と目が合った
口をパクパクさせて目を見張っていたのを見て理解した
A「あぁ、彼も気づいたのね。」
「そうみたいね...。隣のあいつがまぁまぁ機嫌悪くて笑っちゃうわ」
マートルの言う通り、ネロ君の隣にいるトムは少し...いや、だいぶ機嫌が悪かった
理由はわかるが落ち着いてほしいものだ
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詩乃(プロフ) - pixivで検索しても出てこないです( ; ; )この作品ほんとに大好きなので誰かやり方(？)教えてくださいませんか…？ (2月1日 2時) (
レス) @page18 id: afb728284e (このIDを非表示/違反報告)
アボカドの種(プロフ) - この作品大好きです(*´▽｀*)作者様のペースで更新頑張ってください!!ずっと待ってます!! (12月5日 19時) (レス) @page18 id: 30b7599f5d (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - あいしてる！！！！！！！！ (9月9日 19時) (レス) @page16 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
箱 - ステキな作品を書いてくれてありがとうございます (2023年3月11日 22時) (レス) id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
エトワール - 大好きですっっ！！！こんなに面白い恋愛系の小説初めて見ました！私、ヴォルデモート卿嫌い！ってずっと思ってたんですけどねこの小説のおかげで悪には悪の事情があるのよ。っていうのがわかって世界が広がりましたありがとうございます。続き楽しみです！ (2023年1月3日 8時) (レス) @page2 id: 0dbadeaa82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎 | 作成日時：2022年12月4日 11時
