オドリグイ ページ6
あの後ちょっとだけ横町を回って解散した
ダイアゴン横丁で買い物をした日から数日後
私たちはホグワーツ特急に乗り込んだ
両親が私たち3人と後で合流したマートルにちょっとしたお小遣いをくれて、それで車内販売のお菓子を買うことになった
4人でやっと見つけた空いたコンパートメントに座ってお菓子を食べていた
「ちょっと、それこっちに渡さないでくれる？！」
「僕の善意だ。受け取れないのか？」
「悪意の間違いでしょう？！知ってんのよ、その百味ビーンズがゲロ味だってことくらい！」
A「こーら、トム？」
私の隣にトムが座り、真正面にマートル、その隣をネロくんが座っていた
ネロくんはそ知らぬ顔で杖型甘草飴を食べていた
ふとトムが私を見ながら首を傾げた
「そういえば、甘いのが好きな君が魔法のカエルチョコを食べてるところを見たことがないな」
確かに私は甘いものに目がなかった。
それはこの夏休みの間に2人はこれでもかってくらい見ていたし、知っていた
何度私が両親の目をかいくぐって家の甘味を部屋に持ち込んだ事か
まぁその度にバレたけど
A「あー……あれね。食べたことあるけど……その。」
「ん？」
私が少し嫌そうな顔をすると少しこっちに詰め寄ってそっと私の頬を撫でた
それだけの動作なのに、目からは愛おしいという感情が溢れ出てて
普通の人ならクラクラするんだろうけど最近は慣れてきた
A「あれ……口の中で暴れ回るから、その…踊り食いしてるみたいで無理なの。私」
「あー……」
少しその感覚に納得したのだろう。
ネロくんが少し顔を顰めながら頷いた
一方残りの2人は少し首を傾げた
「何よ、そのオドリグイって」
A「あれ、知らない？」
「そもそも生物を食べる文化は日本独自だし……ここら辺の、しかもこの時代じゃより知られてないんじゃ」
そういうネロ君にあーっと今度はこっちが納得した。
A「踊り食いって言うのはね。生きた小魚…口に一口で入るくらいのサイズね？を、その……生きたまま醤油とかにつけて食べるっていう……」
「「はぁ？！？！」」
これには2人共びっくりしたのか、珍しく息があっていた
「本当にありますよ。俺はやったことありませんが、やってるのを見たことはあります。」
A「私はやったことあるよ。1回だけ、1匹だけ……。でも最悪だった。好きな人はめっちゃやるよ」
顔面蒼白な2人がはたまた珍しく声を揃えた
「「crazy……」」
それな？
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詩乃(プロフ) - pixivで検索しても出てこないです( ; ; )この作品ほんとに大好きなので誰かやり方(？)教えてくださいませんか…？ (2月1日 2時) (
レス) @page18 id: afb728284e (このIDを非表示/違反報告)
アボカドの種(プロフ) - この作品大好きです(*´▽｀*)作者様のペースで更新頑張ってください!!ずっと待ってます!! (12月5日 19時) (レス) @page18 id: 30b7599f5d (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - あいしてる！！！！！！！！ (9月9日 19時) (レス) @page16 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
箱 - ステキな作品を書いてくれてありがとうございます (2023年3月11日 22時) (レス) id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
エトワール - 大好きですっっ！！！こんなに面白い恋愛系の小説初めて見ました！私、ヴォルデモート卿嫌い！ってずっと思ってたんですけどねこの小説のおかげで悪には悪の事情があるのよ。っていうのがわかって世界が広がりましたありがとうございます。続き楽しみです！ (2023年1月3日 8時) (レス) @page2 id: 0dbadeaa82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎 | 作成日時：2022年12月4日 11時
