【転スラ】スライム拾った

拾った８ ページ8

お昼に合わせてうちから出ることになった
家にあったパソコンで学校までの道のりを調べて、念のためメモする

家出る時ように準備してもらったウィッグと帽子で軽い変装をして

いざゆかん！何十年かぶりの高校へ！！

と意気込んで家を出た。勿論しっかり戸締りして
しっかりメモを見ながら確実に学校に向かう

校門の前についたがまだ四時間目が終わったばかりなのだろう
ちらほら弁当を持った生徒がいるのが見える

そして俺に気付いたのだろう女子生徒がオレのほうに目線を向けて何やら話していた
と、思ってたら近づいてきた

「あの、誰かに用があるんですか？」
「うん、２年生の群青寺Aって知ってるか？あいつの忘れ物届けに来たんだが…」

というと納得した顔をした

「あぁ、群青寺先輩の」
「知ってるのか？」」
「はい、この前腰やっちゃったおばあさんを助けて学校遅刻してて」

あいつ、やっぱ優しいんだなぁ〜関心関心

「閉じられた校門上から走高跳みたいに気をつたって飛び越した先輩！！」
「何やってんだあいつ！！！！」

は？校門を飛び越した！？何してんだあいつ！！

「あ、あとバスの中にいた妊婦さんに席を譲ってて...」

うん、譲ってて...？

「そのあとバスの中に紛れ込んでた妊婦さんのストーカーぶん殴って警察に渡してたとか！」
「本当に何やってんだあいつ！！ふつうそんなことに巻き込まれるかぁ！？」

さっきから意味が分からなさすぎる
いや、いい事なんだけど、いいことをしてたはずなんだけど！！

てかあいつの身体能力どうなってんだ・・・？
オレは部屋でお菓子とジュース片手にこれ見よがしにオレの目の前でアニメを見るだら〜っとした生活を送っている姿しか知らん。どうなってるんだ一体

『ごめ〜ん、お待たせ。先にご飯買いに行ってたから遅れた』
「お前本当に何？？」
『へ？』

やっときやがったなこの野郎
てか人待たせてんだから飯を先に買いに行くな

『悟の分のご飯もついでに買ってきたけど...いらなかった？』
「いります」

しょうがない、ご飯に免じて許してやろう

・・・誰だちょろいとか思ったやつ

「まったく、忘れもんすんなって言っただろ〜？しょうがない奴だなぁ」
『ごめんって。ありがとう』

そういって急にハグしてきた
？！？！きょ、距離が、近い！！

『ん、変装うまい。でもちょっと水色見えてる』
「ひぇっ」

耳元でささやくなぁあぁ！！！

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