【転スラ】スライム拾った

拾った３ ページ3

「なぁAさん〜」
『ん〜？』

なにさ私今アニメ見るのに夢中なんだけど

「一つお願いがあるんだが…


本人いる前で見るのやめない！！？？恥ずかしい！！」

今私転スラ見てんだけど邪魔しないでよ

テレビにはちょうど一期のオープニングが流れている
やっぱこの曲いいよね〜《Ｎａｍｅｌｅｓｓｓｔｏｒｙ》

歌詞がこの作品…っていうかリムルにあってるの
カラオケでよく歌ってるよ

「おーい聞いているー？！Aさーん！恥ずかしいんだってば！！」
『なにさぁもう、いいじゃん』
「は・ず・か・し・い・の！！」
『そういわずにさぁ』

そういってうるさいスライムを抱き上げてテレビの前で座り込む
腕の中にいるスライムが腕から逃げ出そうと試みているが全力で逃がさないように力入れている

しばらく暴れていたがもう諦めたのか大人しくなった

【食らい尽くせ、グラトニー！！】

「うわぁああぁぁぁやめてくれぇええええ！オレ何張り切って必殺技みたいに叫んでんだぁ！！？？痛い奴かよ！まぁ実際割と強い技だけど！！うわぁぁああぁ」

『うるさい』

ひん…おろして...放して...

と嘆き続けていた
が、だんだん慣れてきたようで５話くらい進んだときにはもうお菓子をつまみながら
ジュースを飲んで私の足の上でくつろいでいた

「あぁ〜こんなことあったなぁ。オレもうちょいこの先のこと考えて行動しろよ〜ったく」
『そんなん今だから言えることでしょ。私からしたらどんな形であれこんだけの数の個性豊かなモンスターたちを纏められるのは凄いと思うけど』

あ、私もそのクッキー頂戴
はい

意外とのんびりお気楽に暮らしている
そういえば...

『リムルってご飯の時以外は人間の姿にならないよね？？』
「ん？あぁ、こっちの格好のほうがはばからないだろう？？それにお前もこのスライムボディが気に入っているらしいし…。拾ってもらっている手前、なんかしら役に立ちたいしな」

そういうもんか

「っていうかお前学校は？オレがこっちきて２日くらいたってるけど」
『今日日曜日。明日から学校なの』
「なるほどなぁ懐かしいなぁ、何年生？」
『高２』

懐かしぃ〜と少し楽しそうに話すスライム
あの頃何してたっけなぁとかキャッキャしてるし

ま、楽しそうで何よりかな

拾った４→←拾った２

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す