【転スラ】スライム拾った

拾った14 ページ14

次の日、私は全力で頑張った
それはもう頑張った、劇の練習は力が入りすぎたくらいには

練習が終わり、解散！！ってなった瞬間にリムルに電話した

『Come』
「オレは犬か、行くけどさ」

ウキウキすぎて校門の前をウロウロウロウロしていると変装してきたリムルが軽く手を挙げながら

こっちに来た

「ごめん、お待たせ〜！」
『ほら行くよ！！40秒で支度しな！！』

「Aさんテンション上がりすぎ、したくはとっくに出来てるっつの」

少し諌められながらも知ったこっちゃないと言わんばかりでリムルの手を取りかけ出す

近くの上映されてる映画館にダッシュで向かうとギリギリと言った感じで間にあった

「ふぅ、疲れだァ〜」
『何言ってんの、早くチケット買ってフード買って中入るよ』

ラストの公演時間だからか人は少なかった、ありがたい

2人分のチケットとフードを買って中に入る
特典を貰えたのに感動して直ぐに見たかったが…

こういうのって軽いネタバレ挟まれるから見ないようにカバンの中に入れて封印する

隣にいるリムルはへーとかほーとかいって感心してるがネタバレしないように気をつけているのを感じる

ありがとう、まぁ私がそうして欲しいっていったんだけど

「なぁAさん」
『ん？』

「そういえば何でそこまでしてみたいんだ？？いくらなんでも執着心えぐすぎるって」

『んー…なんでだろうね？私もよくわかんないけど…。なんか、嫌だった』
「いや？？」

『私自信が、あなた達に全力を出せないのが嫌だった、最善を尽くせなかったのが嫌だった』

「…そっか、なんかサンキューな」
『お礼を言われることじゃないよ。私はやりたいことをしただけだし』

そういうと映画館内が暗くなり、開演を知らせる
始まるんだ！見るぞ〜！

そう思っていたから聞き取れなかったんだ
あなたのその言葉を

「……ありがとう、嬉しかったよAさん




そういう所がきっと、オレは好きだったよ」

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