敵対 ページ8
A「...そうよ、でもそれをあなたが知ったところでなんだというの？」
「お前の意志を聞かせろ」
A「...意志？」
「お前は、あの方の敵か？味方か？」
おそらく、いや十中八九こいつはトムの、いやヴォルデモート卿の信者だ
私の目的を知った瞬間、こいつは私に攻撃を仕掛けてくるだろう
隠しながら杖を握った手に力が入る
A「私は味方よ、トム・リドルの。…決して、ヴォルデモートなんていかれ野郎なんかじゃないけどね」
あえて挑発するように言えばすぐに緑色の閃光が走った
急いで防御呪文でそれをはじく
「やはり、そうか。そうなんだな、お前は、あの偉大なるお方の栄光ある道の邪魔をするものだ！」
怒りで顔を歪ませながら私に怒鳴りつけてくるそいつ
杖を握っている手は怒りでぶるぶる震え、顔は真っ赤に染まりあがっていた
「お前は、お前が！！あの方に『愛』など不確定で、脆弱で、空虚なものを、偽りの遇物を与えたのだな！！おぞましい、汚らわしい！！この恥知らずが！！」
A「何を言っているの？愛の何がいけないの」
「何が？何がいけないのか？わからないのか！お前は、『ハリーポッター』を見ておきながら、それが分からないのか！！『愛』が最大の魔法で、あらゆる絶望から守る？ならなぜ多くのものがしんだ？！」
「ならなぜ俺は救われない？！」
「なら『愛』などというのはまやかしだ、歪で、確実性のない、汚い、汚い、汚い汚い！！」
発狂するかのようにそう叫ぶ
頭を振り乱して、のどが引きちぎらんとばかりの声量で
「...そんなものに比べ、あの方は美しい」
ふと我に返るかのように動きを止め、呟いた
「『愛』を知らない…穢れのない純朴なお方。偉大なる、魔法使いにして最大の敬意を払うべき…この身さえも差し出すべ気お方だ。あの方は、『愛』を知らないからこそ、完成された存在なのだ。
それなのにお前が全部奪っていった！！穢してしまったのだ、あのお方の、全てを！！」
言い方よ、なんかいかがわしい事したみたいじゃないの
誤解です
「あのお方は、『愛』を知ってしまった。『愛』してしまった！お前という人物を」
A「なんか恥ずかしいな」
「絶対…取り戻してやる、あのお方を、『愛』など知らない、『愛』など汚らわしいものなど望まない、ヴォルデモート卿を！お前から、取り戻してやる！！覚悟をしておけ」
そういって彼は『必要の部屋』から出て行った
まだ生かしてくれるんだ。意外だなぁ助かったけど
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日向(プロフ) - ネロと仲良くなれることを願う (2022年10月29日 22時) (
レス) id: 8e35b9a1dd (このIDを非表示/違反報告)
朔々PANDA(プロフ) - 読んでてとても楽しくて 暫く熱中して読んでました！全裸待機で応援しながら待ってます！ (2022年10月22日 13時) (レス) @page13 id: 3a7fd92cae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎 | 作成日時：2022年10月8日 14時
