決意 ページ34
君がそう思ってしまうのも、仕方がないことだと思っている
記憶の中で見たヴォルデモート卿は、僕が見ても引くくらいに執念深いからな
それでも君に、できるなら信じてほしかった
今のこの僕を信じられないと、なぜだか僕が君を愛しているということまで否定されているような気がしてならなかったからだ
僕にはそれが耐えられなかった
ワレンやネロにも協力を仰ぎ、プレゼントにこういうことにした
信用するのは君のタイミングでいい
例えどれだけ長くなったとて構わない
ただこれだけはわかってくれ
もう、君は僕にとっての心臓なのだと、君を愛しているということを、知っていてほしい
長々しくなってすまない
よいクリスマスを
トム・Ⅿ・リドル
よんだ瞬間に涙が止まらなくなった
ごめん、ごめん、私、貴方の気持ちまで否定するところだったのね
ごめんね、ごめんなさい
私が臆病なばかりに、貴方にどれだけつらい思いをさせたか
貴方は、私が信じられていないことに気付いていたんだね
なのにあんなに私に優しく接してくれていたんだね
ごめんなさい
ごめんなさい
もう、逃げないから
私は、貴方が私に純粋に愛を向けていてくれているということが分かったから
もしあなたが何かあったときには、貴方を、信じることを誓いましょう
私が、きちんと貴方を愛することを誓いましょう
学校に戻ったら、私の口できちんというんだ
貴方の愛を信じると
貴方の愛を受け入れると
私があなたを愛しているということを
部屋ですすり泣く声が響いた
A「ごめんなさい...ごめんなさい。...ありがとう、トム。...私も愛しているわ」
「......本当に？？」
後ろから声をかけられた
聞き覚えのある、ここにいるはずのない声
後ろを振り返ると
扉に手をかけたまま驚愕の表情を浮かべたトムと
その後ろでうげっとういように顔をしかめるマートルとネロ君がいた
さらに後ろには母さんが顔を嬉しさえで赤くして
父さんが苦笑いで私を見ていた
A「なんでここにいるの？！？！？！？！？！？！？！？！」
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日向(プロフ) - ネロと仲良くなれることを願う (2022年10月29日 22時) (
レス) id: 8e35b9a1dd (このIDを非表示/違反報告)
朔々PANDA(プロフ) - 読んでてとても楽しくて 暫く熱中して読んでました！全裸待機で応援しながら待ってます！ (2022年10月22日 13時) (レス) @page13 id: 3a7fd92cae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎 | 作成日時：2022年10月8日 14時
