許しを乞う ページ31
ホグワーツ特急から降りて両親の元へ駆け寄ると
母さんが意気揚々とショッピングに出かけるわよ！
と言って早速2人の家具や日用品を調達し始めた
「もう、Aったら。急にもう1人後輩を家に泊めたいだなんて…いつの間にモテモテに」
A「違うって何回も言ってるじゃない！」
母さんは私がトムのみならずネロ君も落としたのだと思い込んで仕方がなかった
父さんも苦笑いするだけで否定する気は無いし
まぁ母さんの子だしなと納得さえしている
っていうか…
A「なんで母さんと父さんは私がトムに迫られてるっていっても驚かないの？！」
「「だって知ってたし」」
は？！
「気づいてないのあなただけだったのよ？？」
「まったく、母さんに似て鈍感にも程があるから。父さんはトムくんに下手に「娘はやらん！」っていえなかったんだからな」
知らないよそんなこと、いいたかったの？？
そんなこんな言いながら必要なものを買い込み
家に帰る。
早速あらかじめ掃除しておいたという部屋ふたつに買ってきたものを入れて準備を整える
これだけの作業なら別に私は必要なかっただろう
なんだって両親は成人した魔法使いだ
魔法は使い放題だしそう困ることは無い
ならなんで私が帰ってきたのかって？
2人の好みの部屋を作るためって言うのもあるが
大きな理由はこいつだ
A「さて…私はトムをどう思っているんだろう？？」
そうこいつ！
1番悩むやつ！！
私は別にトムのことを嫌いな訳では無い、
むしろそういう意味で好きになっていてもおかしくはないレベルには好きだ
それは自覚している
だがどうしても私は1歩踏み込めない理由は…
A「私は…トムが万が一ヴォルデモートになった時に愛し続けられる自信が無い…」
私は命を大事に派だ、ヴォルデモートが嫌いだ
トムは大好きだが、ヴォルデモートになったからが起こしたあの悲劇だけは絶対に許せない
私自身はトムを信じていると思っている
だがこう思っていると言うことは心のどこかでまだ信じられていないということだ
もし、もしも
A「私は彼が疑われる状況下にあった時、彼を信じられず傷つけてしまうかもしれない」
それが私の中でいちばん怖い
私は、思い込みで誰かを傷つけたくない
だからゴメンだけど、私があなたを信じられるその日まで、その時まで
A「待ってて…」
弱虫で、卑怯な私をどうか許して
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日向(プロフ) - ネロと仲良くなれることを願う (2022年10月29日 22時) (
レス) id: 8e35b9a1dd (このIDを非表示/違反報告)
朔々PANDA(プロフ) - 読んでてとても楽しくて 暫く熱中して読んでました！全裸待機で応援しながら待ってます！ (2022年10月22日 13時) (レス) @page13 id: 3a7fd92cae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎 | 作成日時：2022年10月8日 14時
