第五困惑 ページ11
「A」
いや
｛A、これなんだけど」
あの
「A、聞いているかい？」
A「いや、あの、トム........近くない？」
顔がくっつくんじゃなかってくらいの至近距離で話すトム
「そう？つい、ね？」
なぜこんなことになったかといいますとね、それは今日の朝にさかのぼります
いつも通り起きてマートルと大広間に向かった
そこでいつもならトムとおはようトム！なんて言いながら朝食をとるはずだったんだけど
なんだか昨日のことがあって意識せざるを得なくて
「おはようA」
とふわっと微笑みかけわれて
A「お”…お、おはよう…ゴザイマス」
「あんた...」
あからさまな対応をとってしまった
視線をそらしちゃったし
それに気づかない彼ではない
怪訝そうな顔をした後私の元に近づいて顔を覗き込んだ
それにまた顔を背けちゃってもう言い逃れができない
「どうしたんだ？」
そうマートルに確認するように顔を向けた
あぁお客様ー−−−！！！確認する相手が的確でございますお客様おやめください！！
「あー.....その、あんたの、その」
「なんだいつもズケズケといってくるお前らしくもないさっさといえ」
朝早い時間で人通りが全然ないからって素のしゃべり方をしてるなぁ
逃げないようにがっちり腕をつかまれている
「…あー、あんたが…」
「僕がなんだ」
「....Aのこと、そういう意味で好きなこと、知っちゃったのよ」
そういうとピタリと動きを一瞬止めて少し目を細める
「…それは、お前やほかの第三者がいったのか？」
否定してよトムさぁあぁん
「いいえ？昨日の夜、急にきづいたのよ。あたしも驚いて思わず固まっちゃたの」
そこまでいうと今度は私のほうを見る気配がする
また少し近づいて私の赤くなっちゃた顔を確認するかのように覗き込んでくる
勿論私の手を離さないまま
「…A？目を合わせてくれないか？寂しいんだ」
A「え、あ、ちょ、こんな状態の私にそれお願いするのいじわる過ぎない？」
そうこう言ってる間にもどんどん顔は近づいてくる
A「ちょ、ストップストップ！は、恥ずかしいじゃん」
「やっと、気づいてくれたんだね。長かったよ本当に。君ったらいくら僕があからさまに好意を示しても笑顔で友達だって言ってくるしね」
空いているもう片方の手で私の髪を、頬を愛おしそうに撫でてくる
待って待って待って待って！！！
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日向(プロフ) - ネロと仲良くなれることを願う (2022年10月29日 22時) (
レス) id: 8e35b9a1dd (このIDを非表示/違反報告)
朔々PANDA(プロフ) - 読んでてとても楽しくて 暫く熱中して読んでました！全裸待機で応援しながら待ってます！ (2022年10月22日 13時) (レス) @page13 id: 3a7fd92cae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎 | 作成日時：2022年10月8日 14時
