初恋【黄瀬涼太】 (ページ25)

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3話ページ25

次の日

黄瀬｢お嬢様、朝でございます｣

貴女｢…分かってるわ…ねぇ2人の時は普通にしてって言ったのに結局何も変わらなかったわね…｣

それもそうだわざとこのままにしているのだから

諦める為には前と同じようにしないと行けない気がするから…

だけど…心配くらい最後までさせてっス

黄瀬｢眠れなかったのですね…目が腫れてます。今日の紅茶です｣

執事なんすから

貴女｢ありがとう…涼太の紅茶大好きなのにもう飲めなくなっちゃうのね…｣

黄瀬｢お嬢様…｣

どうしてそんな悲しい顔をするんスカ
期待するじゃないっすか
俺と同じ気持ちなのかも…何て期待

貴女｢私ね？いつも思うの…この家に生まれたら、生まれたから自由が無いんだって…別の家に生まれたら…もっと…自由に生きられたのかなって…｣

そうかもしれないっすね
でも俺はそんな風には思わないっすよ？

黄瀬｢自由ではあったかも知れません。でもそうなってしまってたら俺は貴女に出会えませんでした。お嬢様には悪いかも知れませんが、この家に貴女が生まれてきれくれて良かったと思っています｣

これはほんとの気持ちだ

貴女｢…ねぇ涼太聞きたいことがあるの…｣

黄瀬｢なんですか？聞きたいこととは？｣

貴女｢涼太は…私のことどう思ってた？1人の女の子として…｣

そんな事言われたら好きって言いたくなるじゃないっすか…

黄瀬｢その質問には答えられません。ﾆｺ｣

ごめん…Aっち笑って誤魔化す何て最低なことして
質問に答えなくて…

俺の気持ちは【好きだった】その一言に尽きるっすよて