検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:35,846 hit

4.とりあえず状況把握から始めました ページ5

創視点

「どこだ…ここ…」
確かに、数秒前までは駅のホームだった。地面にはアスファルトが敷かれてあったのも記憶している。しかし、今立っているのは、紛れもなく土の上、道の上である。
「絶対何かおかしい…」
今までのことを、思考を巡らせて考えていた…最中だった。
「確かに、何かおかしなことになってるねぇ」

不意に、後ろから声が聞こえた。若い、自分と変わらないほどの男の声だった。…そして、聞き覚えのある声でもあった。
「よう創、こんな所で何してんだ?」
振り返って見れば、そこには、よく見知った顔があった。
「…大河、お前こそ何してんだ。それより、ここはどこだ。その口ぶりだと置かれている状況がわかってるみてえだな」

高雄大河(たかおたいが)。俺の幼馴染で、かなりイかれた野郎だ。ただ、剣道だけはピカイチである。
「さあな、俺にもわからん。真昼間から出るって噂の廃屋で大晟達と肝試ししてたらいつの間にか廃屋も消えてた」
「馬鹿じゃないのお前」
「今思えば馬鹿だったと思う」
結局、現在地はわからずじまいだ。
「他に知る手段は…そうだ、携帯!」
「無駄だ、開けたところで見たが電波圏外、電話もかけたが出なかった」
「誰に?」
「親に。遭難したから遅くなるってかけようとしたらこの有様」
親への報告が遭難したで軽々と通ると思ってるこいつの頭がいささか心配だ。
―ん?まてよ…?
「大河」
「ん?」
「お前大晟に連絡とったの?」
「あ、取ってねえや」
ホントに馬鹿だったよこいつ。

5.把握できてないけど連絡しました→←3.待ってても来ませんでした



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (198 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
14人がお気に入り
設定タグ:戦国 , トリップ , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あお(プロフ) - 優凪 虎兎未さん» コメントありがとうございます!!自分の思いついた時に更新しているので不定期となりますが、できる限り更新していきたいと思います。そして、ご指摘ありがとうございます。読みやすくなるよう改善していきたいと思います。これからもお読みいただければ幸いです。 (2017年11月12日 6時) (レス) id: 62b53444e0 (このIDを非表示/違反報告)
優凪 虎兎未(プロフ) - 続きが気になります!無理をなさらないように、頑張ってください。 改行すると、読みやすくなると思います。(なんか上からですみません……) (2017年11月11日 21時) (レス) id: 0bd60f50bd (このIDを非表示/違反報告)
アリス - パラレルワールドwwww (2017年10月4日 20時) (レス) id: 2309341a36 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 熱血漢(女)←って………(笑) (2017年8月3日 1時) (レス) id: b4895c0cf1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あお | 作成日時:2017年4月8日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。