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The pretty girl―1 ページ32

あの入学式から数日が経過した
例の少女こと監督生は今ではすっかり学園のマドンナである


彼女が通れば視線がそこへ集まる


学園長からは監督生の登場によって複雑な気持ちがあるだろうが
三年間培ってきたものを壊してはいけないと
半ば強制的にこの男装生活を続けることと言われた


別に私はそれでよかった、私の事を女の子だと認めてくれている人がいる
それだけで………


『えっと…僕に何か用かな』


放課後寮に帰る途中に出会ったというより待ち伏せをされていた
誰にって?

監督生に!!!!!!


学園の華からのお声掛けを無視する訳にはいかず


渋々口を開くと監督生は顔をパァと輝かせてうんうんと頷く。


監督生「先輩って〜ポムフィオーレなんですよね?だったらヴィルさんとルークさん紹介してください!!!」


『は……?』


思わず口から出た声は私でも驚くぐらい地を這うように威圧的だった気がする、後ろに控えていた1年君達が監督生を庇うように前に出てくるのに頭を抑えながらため息をつく。


『ごめんごめん、あまりに意図が見えない安直な要件でビックリしたんだよ』


監督生「………………先輩、私先輩に何か悪いことをしましたか……?」


すぐに謝罪を述べて安心と思っていたら
監督生が大きくクリクリとした瞳に涙をいっぱいにためて声を震わしていた

なんだ……?この子役者なの?

それとも箱入り娘とかだったりする?


エース「ちょっと先輩〜何監督生泣かしてくれてんの?」


デュース「喧嘩なら買うぞ!」


監督生の行動に唖然としているうちに1年君たちが私に向かって吠えてくる、恋は盲目やらなんやらと聞くがお初にお目にかかればなんともまぁ愚かで醜い物だと思う。


『ちょっと黙って、人の話理解出来ないガキがしゃしゃり出てくるのはお門違いじゃないかな?』


エース「はぁ?先輩が監督生威圧したのがいけないんじゃないですか?」


『じゃあ君は見ず知らずの女の子が急に"君のお兄さん紹介して下さい♡"なんて下心丸出しで言いよってきたら笑顔で受けるの?』


エース「え……それは…………」


監督生「わ、私下心なんてっ…………!」


デュース「監督生がそんなこと思うわけないだろう!監督生はこっちに来てお洒落が出来ないと嘆いていたからモデルのヴィル先輩に相談しに行くんだ!」


『それってスーパーモデルに頼むだけ価値がある物なの……?』


ごめん先輩分かんないと行って彼らを教室に置き去りにした。

The pretty girl―2→←Entrance ceremony―3



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設定タグ:ツイステ , 闇堕ち , 男装女子
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(プロフ) - 続きを楽しみにしてます!! (2021年1月10日 9時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
ハクグン(プロフ) - 無理せず更新頑張ってください! (2020年9月14日 4時) (レス) id: d2ad143a92 (このIDを非表示/違反報告)
- 面白かったです!最近ツイステの闇堕ちにハマってこれ見つけました!更新頑張ってください!Σd(・ε・´d)★FIGHT (2020年8月25日 11時) (レス) id: 77a6e9198d (このIDを非表示/違反報告)
アイクルト - 面白かったです!話の持ち込み方が好き、、、更新頑張ってください!!! (2020年8月2日 23時) (レス) id: ef72670758 (このIDを非表示/違反報告)
霊夢(プロフ) - はぁ、、好き、、 (2020年7月29日 3時) (レス) id: df4421999a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:杏雨 | 作成日時:2020年6月12日 22時

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