【あんさんぶるスターズ】viola e tulipano (ページ8)

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羽風さんの後についていくと、人が群がっている広場に出た。

皆の目線の先には、

「……ちと緩かったかの。」

「まあまあだな。」

某太鼓ゲーム。

その画面には勿論、

『フルコンボ』

の文字が。

「む、嬢ちゃんではないか。」

「お疲れ様でーす。」

「ハッ、まだ全然ダメじゃねーか。」

「わんこは黙っておれ。」

相変わらず仲良いですねー。

「お、おい見ろよ！『UNDEAD』とファータさんだぞ！」

「やべえ！会えるなんて感激！」

零さん、羽風さん、アドくん、ガミくん。

彼らイケメン四人を合わせて、

『UNDEAD』と呼ぶ。

意味は『不死身』。

その名の通り、四人はとあるゲームで１位を維持している。

勿論、私はそのゲームで勝てたことがない。

というか、四人チームでバトルする某イカのゲームだから１人で出来ないわけで。

前インターネットで四人とやったのだが、見事に完敗だった。

まあ嵐と司がすんごい弱かったからなんだけど。

凛月は意外と上手かった。

というか何か殺意が感じられた。

「さて。で、今日は何をやる？」

「カートしたい。カート！」

久しぶりにやりたいなーって。

「ではカートやるか。」

途端、周りが一気にざわめきだす。

某カートゲームは８人での対戦だ。

私達は５人。

ということは、

「すみません！お相手、してもらっても、良いっスか!?」

「いやいや、俺とお願いしますっ！」

「わ、私とっ！」

ほらこうなるー。

横目で羽風さんを見ると、ウインクを返してきた。

「じゃあじゃんけんねー。勝った人３人と遊んであげる！」

今日はじゃんけんですか。

というか絶対羽風さん楽しんでますよね。