◇異世界トリップ ページ2
．
_カツン、カツン_
_ギイィィ…バタン_
ホールにヒールの硬い音とドアを開く音が響き渡る
NRCのホール
いつもは授業に向かう生徒でごった返すその場所は、今日は誰もいなかった
今日は、大事な式典だからだ
勿論、音の主にそれを知る術はない
何も、知らずに進んでいく
_カツン、カツ、カツン_
マントを羽織った音の主は、何処かにたどり着く
ここは…図書室？
怪しげに本が飛び交う中…飛び交う？
ああ、タチの悪い夢だ
そう思いながら、他には何か��手がかり��になる物がないか探した
『……ここも、特に何もない』
「何が何もないですって？」
『…！！』
全く…と、カラスの羽を纏った男性は呟く
侵入者など此の方一度も許した事は無かったのに、と
それもこんなに小さな侵入者、背丈からしてRSAのスパイだろうか
そう思い、逃げようとするマントを一思いに投げ捨て、その顔を映し出した
『…初めまして』
「……ええ、こちらこそ。まさか、」
「女性とは知らずに、こんな不躾なマネを…」
．
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しゃけ(プロフ) - ひぃ…更新し続けてる……これからが楽しみです。ユウが女の子、という点も興味がそそられます！ (2020年7月23日 17時) (
レス) id: 9cd1e2c3d2 (このIDを非表示/違反報告)
C.l.1(プロフ) - 好きです！！ 原作沿いがとても好きなので読めて嬉しいです。これからも頑張ってください！ (2020年7月23日 16時) (レス) id: bb3e5151b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飴イジング | 作成日時：2020年7月23日 7時
