羨ましい ページ9
「おねえちゃん!やめて!このひとたち!とってもいい人なの!」
「グァゥ【人間などを信用したの小雪】」
そういうと首を横に振って
「違う!この人達が!松陽たちが信用させてくれた!」
「ねぇ!おねえちゃん!お願い!」
涙目になりながらも訴える小雪
「ウゥ…【やめて…】」
「おねえちゃん!」
「グヮゥ!ワゥ!【やめて!話さないで!】」
そういうと小雪は黙る
まさか…小雪まで奪われるなんて…
絶望
そんな感覚が私を支配する
と、その時
バンッ
銃の音がする
その矢先は小雪
その光景はスローモーションになってるようにも見えた
小雪を庇おうと走る人間
だめ…間に合わない…
そうおもうと体が勝手に動く
あまりに必死になってしまったからか。
人間の姿になってしまったのも気にせず、小雪を庇う
「おねえちゃん!やだぁ!おねえちゃん!居なくならないで!おねえちゃん!」
おねえちゃん!と繰り返し私を呼ぶ小雪
そんな小雪の頬を撫でて
「小雪…だい…じょ…ぶ…」
そういうとガハッと血を吐き出す
あ〜あ…
ふっと笑い
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
私は意識を手放した
【「私は小雪が羨ましい」】
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作者名:ヘアリー | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HAK/
作成日時:2018年9月15日 21時