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どうするか迷ってると後ろから松陽が来た



「おや?可愛らしいお客さんですね?」



その女の子はバッと上がって松陽に抱きつく



よく見ると靴を履いていないようで床が泥だらけになる



松陽もこれには驚いたようで優しく引き剥がした。



しゃがみ、目線を合わせると優しく



「何かありましたか?」



という




そういうとさっきまで涙目だった女は



「うっ…うわぁぁぁん!」



と泣き出し、その後話を聞けず、そのまま寝てしまった



「松陽の知り合いか?」



女を寝かせた松陽にそう聞くと



「いや…恐らくこの子は…」



そう言い、立ち上がる



「少し…森に行ってきます。銀時はここへ居て下さい。」



「え?っちょ!おい!しょうよ…」



慌てて追い掛けると松陽が玄関で何かの紙をもち立ち止まっていた



「銀時、やはりその子は森にいた子狐ですよ」



そういいながら紙を渡してきた



そこにはただこの子を預かって欲しいとかかれただけだった



「なんで分かるんだよ?」



そう聞くとふっと笑い



「勘…ですよ」



と言う



目線の先には外



でも外には何も無い



しばらく外を見つめて、飯の盛り付けをしに戻った




ふと玄関の外を見るとぽつぽつと雨が降り始めていた

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作者名:ヘアリー | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HAK/  
作成日時:2018年9月15日 21時

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