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妹想い ページ3
「ウヮウ！」
急に陰からさっきの子狐より少し大きい狐が松陽の肩に噛みついた
「松陽！」
そういい駆け寄ろうとすると
「大丈夫です」
と返事がかえってくる
大丈夫って松陽…
「ウゥ〜…」
だがさっきより力を込めて松陽の肩を噛む狐
「きゃんきゃん！」
その狐を止めるように鳴くもう1匹の子狐
流石に松陽もキツいようで汗をかき始める
「貴方は〜〜〜〜〜〜〜〜ですね」
松陽が噛みついている狐に何かをいうとそれに驚き、松陽から離れる狐
「ガハッ…ゴホッゴホッ…」
さすがにやはりキツかったようで血を吐き出す
「松陽！大丈夫か？！」
また駆け寄ろうとするとやはり
「動かないでください」
の一言
狐と松陽。
二人は見つめ合うと狐は小さい方の狐と何かを話しお互い甘噛みしあう
子狐はそのまま心配そうに松陽をみながら俺達に背中を向けた
すると次は松陽は俺の方を向いて
「すいません。先に家へ帰っておいてくれますか？」
と言った
は？！
「置いていけるわけねぇだ「銀時」…………分かったよ…」
不安で不安で仕方ない状態だが下手に居座るとそれこそ危ねぇかもしれねぇしな…
『貴方は妹想いの良い姉ですね』
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作者名：ヘアリー | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HAK/
作成日時：2018年9月15日 21時
