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ありがとう ページ17

「やれやれ

教え子は皆家に帰したつもりでしたが…

こんな所にもまだ残っていましたか…

悪ガキ共が」



さっきまでの松陽はどこへ行ったのか



いつもと同じように笑う松陽



この笑顔の裏には何が隠されているのか



前から…薄々思っていた



松陽は…人間なのだろうか



だったらなんだ。という話になれば説明しがたいが…



人間じゃない。



そんな感じがするのだ



なんだろ。野生の勘ってやつ?



考えたところで松陽が話してくれなければ分かりはしないのだろうが…



吉田松陽



変わった人間だ。



はぁ…考えていても分かりはしないのだから…



今は…



「おねえちゃん?」



「ん?どうした?」



「ううん。ぼーっとしてたから…」



「大丈夫ですか?A」



「うん。大丈夫」



「う〜ん…なら…良いんですけど…」



そういいながら歩き出す松陽の後ろ姿を見る



考えてみれば…



私を化け物から救ってくれたのも…



沢山の知識、体術、剣術を教えてくれたのも…



人という生き物を信用できるようになったのも…









私…いや、私達に愛を教えてくれたのも



松陽だ



もし、あの時松陽が私達に興味を示してくれなければ



もし、松陽が松陽でなければ



私は、私達は今ここには居ない



少なくとも。こんな形では。



ねぇ神様



「ねぇ松陽」



少しだけ…



「どうしました?」



この夢の続き…見させて下さい



「ありがとう」



松陽が誰だろうと



「ふふっ…貴方からそんな言葉が聞けるとは…」



私達を救ってくれたのは紛れもない貴方だから



「うん。でも。本音だから」

朝→←表と裏



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作者名:ヘアリー | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HAK/  
作成日時:2018年9月15日 21時

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