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負け犬の遠吠え ページ12
カンカンッ
道場には紫髪と銀髪が木刀をぶつけ合う音が響く
小雪に聞くといつも負けているらしい
よく懲りもせず来れるね…
いつも負けてるのに…
そんなことを思いながら小雪の髪の毛を三つ編みにしている
小雪は二人の勝負に打ち付け
ちなみに小雪は二人とも応援したいらしい
アミアミしていると
カランッ
「一本！」
あぁ…やっと終わったか…
そう思い、試合の方に目を向けると
意外な光景が目に入った
ワァァァァ！
あちこちから晋助が勝った！と歓声が上がる
そう。紫髪が勝ったのだ
「すげえよ！銀時に勝つなんて！」
「流石だな！」
そんなほんわかした空気の中
銀時「おぃぃぃ！！
何アットホームな雰囲気に包まれてんだぁ！？
そいつ道場破り！
道場破られてんの！
俺のﾋﾟｰぶち破られてんの！」
と叫んだ
「銀髪、負け犬の遠吠えは見苦しいよ」
そういうと軽く落ち込む銀髪
「銀時
君は此処にいる子達と比べ少し特殊です。
生き残るために強く、
自分を守る為に強くならざるを得なかった。
そんな状況を生き抜いてきたんです。
君達はもう十分立派な侍ですよ」
そう落ち込む銀髪に言う
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作者名：ヘアリー | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HAK/
作成日時：2018年9月15日 21時
