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A｢怒ってるよね…｣
別に怒ってるわけじゃない､これから先どうやって生きていくかはA自身で決めることだし､それに俺がどうこう言う権利はない。
ただ一言､みんなに言う前に俺に相談してくれてもよかったんじゃないかっていうワガママだ。
A｢壱馬に相談したら､止められるかなって思って言えなかったの…｣
壱馬｢Aが嫌なこと俺がやれって言うと思う？｣
Aの言葉に俺は少しだけ怒った。
俺は何があっても彼女の意見を尊重するだけの覚悟を持って付き合っている。
例えそれが俺が望んでいないことだとしても､彼女には自分が一番幸せでいられる道を歩んで欲しいから。
無理に歌ってくれなんて言うわけない。
A｢…思わない。｣
少し考えてからAは分かってくれたみたいで声を震わせながら答えた。
俺が強く握った拳にAの手が優しく重ねられる。
壱馬｢俺､頼りないかな？｣
A｢そんなことない！｣
そう言うと今度はAがその手を両手で包み込んでくれる。
俺が掴まれている手の方を向けば､自然とAと目が合った。
彼女は必死に涙をこらえていた。
壱馬｢Aの事になると､俺ほんと余裕ないみてぇ…かっこ悪りぃ…｣
A｢壱馬はかっこいいよ､世界で一番かっこいい｣
真っ直ぐに俺の目を見てAが言ってくれる。
こんなこと言ったら怒られるかもしれないけど､Aが俺を愛してくれるなら､他の人なんてどうでもいいくらい。
いつか､彼女との関係を公にできるように頑張ろう。
壱馬｢俺らが歌うの楽しいって絶対思わせたるから覚悟しときぃ｣
A｢楽しみにしてる｣
なんて笑い合いながら俺らはメンバーのところに戻った。
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KK - 昨日、今日で全て読んでしまいました！ついついハマってしまう物語で凄く続きが気になってしまいました。色々と大変かとは思いますが続きの更新楽しみにしてます。 (2021年2月23日 17時) (
レス) id: 327e744779 (このIDを非表示/違反報告)
ANAPON(プロフ) - 理香さん» 理香様､ありがとうございます！そのお言葉が励みになります！ (2020年12月3日 21時) (レス) id: 764df54ed6 (このIDを非表示/違反報告)
理香(プロフ) - 初めまして！凄く良い話でしたので一気に読んでしまいました。続きが楽しみです。 (2020年12月3日 11時) (レス) id: cc5fb30d6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ANAPON | 作成日時：2020年11月26日 22時
