・ ページ13
・
健太｢じゃ､行ってきま〜す！｣
A｢ちょっと健太さん！？｣
なんて元気に飛び出していく健太の手はしっかりとAの手を握っていて､Aは頬を赤く染めながら早足で健太について行く。
その背中をメンバーは微笑ましそうに眺める。
A｢今日は健太さん100の日ですね笑｣
健太｢Aと2人で遊ぶだけとか良い企画だよね〜｣
一直線に向かった先には"FUJIYAMA"。
宙返りのない王道の大型コースターとして4つの世界記録に認定されている。
A｢あの…そろそろ手､いいんじゃ…｣
言いづらそうに口ごもるAの視線はアトラクションの前に到着しても尚繋がれたままの手に向けられていた。
それを察したであろう健太だが､その手を離そうとはしなかった。
健太｢デートなんだから普通でしょ？｣
天然タラシな健太にはAの言葉は通用せず､不思議そうに首を傾げられる。
そんな健太にAはため息を1つ零して､手を離してもらうのを諦めた。
なんだかんだ騒いでいたら､順番が来たようで乗り場に案内される。と､ここで…。
A｢待って､私結構怖いかも…｣
もう乗り場に着くという所でAが立ち止まってしまう。
それもそのハズ､元よりAは高所恐怖症。
ジェットコースターは楽しいという気持ちが高いって思う隙を与えないから乗れるという謎理論で今までは平気だったが､改めて考えると怖くなったようだ。
山彰『これはまずいんちゃう？』
樹『大丈夫ですよ､健太さんなんで』
陣『健太への信頼激アツやん笑』
他のメンバーは食い入るようにモニターを見ている。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 408人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
KK - 昨日、今日で全て読んでしまいました！ついついハマってしまう物語で凄く続きが気になってしまいました。色々と大変かとは思いますが続きの更新楽しみにしてます。 (2021年2月23日 17時) (
レス) id: 327e744779 (このIDを非表示/違反報告)
ANAPON(プロフ) - 理香さん» 理香様､ありがとうございます！そのお言葉が励みになります！ (2020年12月3日 21時) (レス) id: 764df54ed6 (このIDを非表示/違反報告)
理香(プロフ) - 初めまして！凄く良い話でしたので一気に読んでしまいました。続きが楽しみです。 (2020年12月3日 11時) (レス) id: cc5fb30d6c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ANAPON | 作成日時：2020年11月26日 22時
