BLUE 【LDH】 (ページ39)

今日:24 hit、昨日:19 hit、合計:60,456 hit

39 ページ39

・

亜知｢北人くんも入る？｣

北人｢うーん､もういいかな笑｣

私と菜月ちゃんはお化け屋敷とか平気だけど､真白とAちゃんは苦手だ。

真白に至っては苦手と言うより拒絶反応を起こしてる。

｢一生のうちに一度だって入る予定は無い！｣って言ってたのを聞いたことあるくらい。

亜知｢そう？じゃあ､私らは違うの乗ろうか笑｣

撮影が終わったら少しだけ時間を貰えるみたいだったからさりげなく誘ってみれば北人くんはパァって花が咲いたように笑う。

北人｢いいの！？｣

亜知｢当たり前でしょ笑｣

私がいつも我慢させちゃってることがたくさんだから､たまには北人くんが楽しめるようなこともしたい。

壱馬｢じゃあ観覧車だったらいいのかよ？｣

真白｢だから､高いとこもムリなんだって！そんなことも知らないの！？｣

壱馬｢遊園地来てんのにお化け屋敷も観覧車も乗らない奴がいるかよ！？｣

真白｢ここに居ますけど？なにか？｣

遠くから聞こえた声､どうやらあの二人は未だに揉めているみたいだった。

遂には見かねたリーダー2人がお説教するべく真白たちのところに割り込んだ。

真白｢壱馬のせいで怒られた…｣

壱馬｢俺のせいかよ…｣

お説教を受けた2人を励まそうって向かうと､まだ懲りてないみたいでため息が出た。

真白｢うそ､ごめんね…折角遊園地なのにつまんないよね…｣

壱馬｢俺こそごめん､真白が乗りたいやつに乗ろう｣

って思ったら突然の仲直り､私は真白の方に向かいかけていた足を止めて引き返した。

余計なお世話だったみたい。

・