BLUE 【LDH】 (ページ38)

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A｢あ､そういえば真白ちゃん次壱馬くんとお化け屋敷やねんけど…｣

真白｢は！？何言ってんの？私お化け屋敷NGなんだけど？｣

A｢壱馬くんは真白と入る気満々やったよ？｣

真白｢ちょっと待って､壱馬と話つけてくるわ｣

今度こそ壱馬くんのところに行った真白をみんなで見送る。

壱馬くんも真白に怒られるんだろうなぁってニヤニヤしながらその姿を眺めていた。

Aちゃんもお化け屋敷が嫌なら代わりに何をするか相談しに真白たちの方について行った。

亜知｢樹くんはAちゃんのこと好き？｣

樹｢…はい｣

亜知｢愚問だったね笑

私も真白も前に進めたんだから､Aちゃんだって大丈夫だよ｣

私たちはみんな過去に色んなことがあって恋に臆病だった。

それでも､壱馬くんは真白を受けいれたし､北人くんだって私を受け入れてくれた。

過去の傷はなかったことになんてできないけど､幸せな未来を創ることはできる。

樹｢俺じゃなくて､もっと普通の人との方がAは幸せになれるんじゃないですかね？｣

亜知｢え？｣

樹｢俺はデートに連れてってあげたりも全然できないし､そんなんで幸せに出来る自信ないです…｣

よく北人くんが樹くんを心配してるのはきっとこういう理由なんだろうなぁ。

私が真白を心配するのと似てる。

A｢樹､あとでお化け屋敷行かん？笑｣

樹｢いいけど､Aそういうの平気なの？｣

A｢平気じゃないけど折角だから入りたい！｣

いいタイミングでAちゃんが戻ってきて樹くんを誘う。

ほらね､心配しなくてもAちゃんは樹くんがいいんだと思うよ。

その事に樹くん自身が気づけるかどうかだなぁ。

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