BLUE 【LDH】 (ページ37)

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｢…っ！｣

と思ったら男の顔にぶつかる寸前で止めた。

真白｢もっと女の子大事に扱った方がいいよ｣

最後に笑顔で言う真白だったけど､目は据わっていて男たちは逃げていった。

私とAちゃんは真白が怖すぎて声も出なかった。

A｢真白ちゃんって空手やっとったんやっけ？｣

真白｢そうそうこう見えて関東大会準優勝してる笑｣

A｢カッコイイなぁ｣

なんて話してるけど､真白が空手を始めたのは｢親が頼りにならないから自分の身は自分で守るため｣だって前に聞いた。

それから真白は｢テンション下がったーー｣なんて文句を言い続けながら歩いた。

真白｢もうホントなんなのっ！｣

みんなのところに戻ってもイライラしている真白にみんなが気づいてこっちを向いた。

樹｢A､おいで｣

真白｢いっちゃんも北ちゃんも聞いてよ｣

樹くんに呼ばれてAちゃんは隣に並んで座り､私も北人くんの隣に行く。

真白はやっぱり壱馬くんのとこに行かずに樹くんと北人くんに絡みに来た。

真白｢亜知ちゃんとAちゃんが綺麗すぎて､変な男の人に絡まれて大変だったんだよ？｣

北人｢ほんと？亜知さん大丈夫だったの？｣

亜知｢めっちゃ怖かったよ真白が笑｣

真白の話を聞いて北人くんが私を心配してくれたから笑顔で返すと､北人くんも樹くんも不思議そうにしていた。

樹｢真白が？｣

A｢真白ちゃんが怒ってサングラス取って､回し蹴り寸止めしたら逃げてったんよ笑｣

Aちゃんも樹くんに笑顔で説明する。

2人も真白が空手をやってたことも全部知ってるから納得して一緒に笑う。

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