Episode 3-パートナー- ページ6
俺が実験室で待っていると、扉があいた。
?「……あなたが、俺のパートナーですか?」
Mz「…ここに来たってことはそうだろうな」
研究員の方を見ると、うなづいていた。
そして、俺と俺のパートナーの親は部屋から出て行った。
一応話しておいたほうがいいんじゃないか、ということで。
こういうところはなんかしっかりしてるんだよなぁ…
Mz「俺はNo.0520…ま、いっか、言っても。本名は颯斗 まぜ太。年齢は12歳。奇病は
『暗凍病』と『春眠病』だ。よろしく。」
At「…俺はNo.0704。本名は赤石 あっと。年齢は7歳。奇病は『無感病』だけ。よろしく。」
黒茶色っぽい色から下にかけて赤になっていく髪色。
瞳は綺麗な深い赤と綺麗な深い青のオッドアイ。
目の下には両方タトゥーが書いてある。…いや、これは痣だろうか。
@のピアスもついているし、声が結構イケボ。まじかよ高スペック((
でも、ずっと無表情なんだよな。
『無感病』。感情を感じず、痛みなども感じない、汗もかかない。そんな奇病。
痛みを感じない…ってことは、戦闘奇病児か?
体格も見たところしっかりしている。
てか、年齢俺より下なのにこんなイケメンなのかよ((
Mz「…あっとか、よろしく。」
At「あぁ、よろしくな、まぜ」
Mz「うん!ニコッ」
何故だろうか。なんだか安心する気がする…
不思議な感覚だな、そう思っていた。
-あっとside-
俺のパートナー…まぜの奇病は『暗凍病』、『春眠病』。
暗凍病はずっと明るいところにいないとダメで、月の光を浴びたらダメ。
春眠病は春夏秋冬の中で春の季節だけずっとねむる奇病。
…この二つの奇病は、まだ相性がいいほうだろう。
春の間も暗くしなければいいはずだし。
…でも、今思えば、春眠病の治療法は見つかっていないんだっけ。
ずっと治らないとなると、きっとつらいのだろう。
幸い、今は夏真っ只中。
この期間でパートナーができてよかったと思う。
てか、No.0520、か…おれよりも来たのが早いのか。
At「…まぜはさ、いつからこの研究所にいるんだ?」
Mz「ん?あ〜…俺?俺は…3年前くらいかなw」
At「三年か…長いんだ」
Mz「そうだなw」
まぜは笑っている。
でも、俺は笑えない。
今実験室にいるということはずっとつらい思いをして実験されているんだろう。
それに、笑える状況じゃない。+俺は無感病患者だから余計だ。
…でも、なんだろう。
まぜとしゃべっていると、どことなく心が満たされている気がする。
…それは、俺だけ…?
ーこの感情は…なに…?
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らくがん* - はい!これからも見ていきますよ!(((o(*゚▽゚*)o)))ワクワク (2月19日 17時) (レス) id: 9e395d752b (このIDを非表示/違反報告)
yuyu📢💚@占ツクで活動中! - らくがん*さん» ありがとうございます!ぼちぼちの投稿になりますが、これからも応援よろしくお願いします! (2月18日 12時) (レス) @page31 id: 4772fdfbf8 (このIDを非表示/違反報告)
らくがん* - ありがとうござます!!Yuyuさんの作品をこれからも見ていきます!シャピ(`^’)⚪︎ (2月8日 20時) (レス) @page31 id: 9e395d752b (このIDを非表示/違反報告)
yuyu💭□🖌@占ツクで活動中! - らくがん*さん» 初コメありがとうございます!そうですね!ずっと待っていたので、嬉しいです!! (2月3日 20時) (レス) @page30 id: 733a68748c (このIDを非表示/違反報告)
らくがん* - 初コメです!ななじぇる戻って来て良かったですよね!(((o(*゚▽゚*)o)) (2月3日 18時) (レス) @page31 id: 9e395d752b (このIDを非表示/違反報告)
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