幸せになるために…【AMPTAK】【奇病パロ】

Episode 14-約束- ページ18

-ちぐさside-


Tg「…あっきぃ…?ﾎﾞｿｯ」

Ak「…?ちぐちゃん?早く俺らも戻って寝よう?」

Tg「へｯ!?あ、うん!!」

Kc「……?」


あっぶな…ばれるとこだった…?
ばれたらぷりちゃんに怒られそう…
そう思いながら俺らはぷりちゃんの部屋をでた。
「AMPTAK×COLORS様」とかかれた表札がついた部屋に入った。
皆、いっきに力が抜けるように、自分の布団にﾎﾞﾌｯ、と寝ころんだ。
そして、「おやすみ」を言わずに、皆は意識を手放した。
ー俺とけちゃ以外は。


Kc「…ちぐ」

Tg「?どったのけちゃ」

Kc「…ちぐ…ってさ、あっきぃの事、好きなの…?」


あまりに唐突な質問だった。
そして、なんか、よくわからないことを言っている。
え、なんか誤解してる…?


Tg「え?なんで??ｗ」

Kc「…だって、ぷりちゃんが星形の涙流して小さくあっきぃって言ってた時…なんか…
好きなのかな?って」

Tg「……ん?ｗｗｗ」


え、まってよくわからんくなってきたｗｗｗ
あれ?ｗ日本語ムズイｗｗ


Tg「えｗちがうよ?俺あっきぃの事恋愛対象として見てないｗｗ」

Kc「え!?そーなの!?ｗ」

Tg「そうそうｗ」


だって、俺の好きな人は


目の前にいるから。


-けちゃside-

ちぐはあっきぃのことを恋愛対象として見てないといった。
何故だろう、どこか安心している自分がいる。
安心しているのはなんでだろう。
……考えるのはやめよう。もっとややこしくなる。
そう思っていたその時。


Tg「い``ｯ…」

Kc「!!ちぐｯ!?」


ちぐが、背中を痛そうに抑える。
すると天使の羽が少し伸びた。


Kc「ｯ…ちぐ、羽が…」

Tg「……うん…のびちゃったｗ」


ちぐは、痛そうに、悲しそうにそういった。
ちぐの瞳の色は、ちょっと暗めの青になっていた。
ちぐの奇病は『天使病』と『瞳遷病』。
瞳遷病は、瞳の色が変わる。
……きっと、悲しいのだろう。
天使病は、いつか死んでしまうから。
……治す方法は、ないのかな…


Tg「……けちゃ」

Kc「……!!なぁに?」


ちぐは、微笑んで僕に言った。


Tg「……俺と一緒に、最大級の『幸せ』見つけてくれる?」

Kc「ｯ…!!」


『天使病』の病状を遅らせるのは、『生きる上で『最大級の幸せ』を見つける』が条件。
……僕は、微笑んでこういった。


Kc「……うん、ちぐと一緒なら、きっと見つけられる気がするなぁｗ」

Tg「…あははｯｗそうだねｗ」

kc「ｗｗ約束だよぉ?」

Tg「うん、わかってるｗ」


そして僕は、ちぐと小指を絡めあった。


TgKc「指切りげんまん…」


そして僕とちぐは、約束を交わした。
僕たちにとって『幸せ』を見つけるために。

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