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「ちょっとは黙れ！人間なんだから、吐くこともあるでしょ！友達なら心配して助けてやりなよ！」
もちろん、これを叫んだのは私。えぇ、またしても無意識のうちに叫びましたよ。
「シュウ、大丈夫だから。私が守るから。全部出しちゃっていいよ？」
そう言ってゆっくりとシュウの背中に手を当てると、ヒクヒクと体を震わせながら、ゆっくりと口を開いた。
「げ、ぅあっ…ぅうっ…ぉええっ！ぅえぇええぇえ！げええぇえ！…ふ、うげええっ！」
私は、自分の体操服が汚れるのも構わずに、シュウを抱きかかえるようにして嘔吐が治まるのを待った。
その後、先生が来て片付けをしてくれている間に、私はシュウを連れて保健室に来ていた。
ま、安静にと言われただけなんだけど。
「ごめんね、シュウ。約束、守れなかったね。いいよ、別れよ。」
「…ありがと。あおいが、言い返してくれたとき、嬉しかった。別れないよ。だって、守ってくれるって、言ったじゃん。」
守ってよ俺のこと、って力なく笑うシュウを、私は愛おしいと感じてしまった。
「守る。守るよ。ちゃんと、シュウの彼女になれる日まで、私はシュウを守るから。」
「じゃあ、クラスに言い訳よろしく。」
「…がんばる…？」
やっぱりこの男、カミングアウトする気は全然ないみたいです。
結局、朝から体調が悪かった設定にしてクラスには納得してもらえたし、私も自分の体操服を犠牲にしたお陰か、クラス全員から公認のカップルとして認めてもらえたし、結果オーライなのかな？
…本人達はまだ正式にカップルとして認め合ったとは言い難いけれど。
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苺 - 本当に面白いです！シュウがタイプで（←そんな話聞いてない）嬉しいです！更新頑張ってください！待ってます！ (2018年11月16日 19時) (
レス) id: 26ec7aacd9 (このIDを非表示/違反報告)
るるくるギアス(プロフ) - シュウみたいな奴いればいいのに(´・-・`) (2018年3月13日 20時) (レス) id: 84568acca9 (このIDを非表示/違反報告)
ほの(プロフ) - とっても面白くて楽しみにしてます！投稿待ってます！！ (2016年3月10日 16時) (レス) id: 1ad5c097d8 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 大好物*\(^o^)/*ごちそうさま( ^ω^ ) (2015年12月26日 17時) (レス) id: 5a2420e755 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 大好物！ごちそうさま( ^ω^ ) (2015年12月26日 17時) (レス) id: 244f94dedd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゅぃ | 作成日時：2015年9月9日 21時
