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「あ、おい…るし…か…て…」
あおい、苦しい。吐かせて。
さっきよそったお粥の半分ほどを吐いただけだったシュウは、よほど苦しいのか、涙目で私に訴えかける。
「わかった。ちょっとだけ、ごめんね。」
早く楽にしてあげたくて、私はシュウの喉に手を突っ込んだ。
一瞬、シュウが目を見張り、ひくっと喉を震わせる。
次の瞬間。
「っ!ぅおえええっ!うげえええええっ!ぁ、ぉ…め…っえぇええええ…げほっ、ぅぐぇええぇええっ!」
「シュウ、大丈夫。大丈夫だから。」
「げ、げぇぇえええっ!ぅああっ…げぶぉっぉええぇえええっ!」
さっきの倍以上の量を吐いたシュウは、力尽きてそのまま眠ってしまった。
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苺 - 本当に面白いです!シュウがタイプで(←そんな話聞いてない)嬉しいです!更新頑張ってください!待ってます! (2018年11月16日 19時) (レス) id: 26ec7aacd9 (このIDを非表示/違反報告)
るるくるギアス(プロフ) - シュウみたいな奴いればいいのに(´・-・`) (2018年3月13日 20時) (レス) id: 84568acca9 (このIDを非表示/違反報告)
ほの(プロフ) - とっても面白くて楽しみにしてます!投稿待ってます!! (2016年3月10日 16時) (レス) id: 1ad5c097d8 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 大好物*\(^o^)/*ごちそうさま( ^ω^ ) (2015年12月26日 17時) (レス) id: 5a2420e755 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 大好物!ごちそうさま( ^ω^ ) (2015年12月26日 17時) (レス) id: 244f94dedd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゅぃ | 作成日時:2015年9月9日 21時