_女帝Ｘ_【TWST】 (ページ6)

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プロローグ４　ユウページ6

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「新入生…？」

「はい、制服を着てるじゃないですか。全く…ダメじゃありませんか。勝手に扉から出るなんて！」

「え、すみません…」

「それに、まだ手懐けられていない使い魔の同伴は校則違反ですよ」

目を白黒させながら、男の話に流されていく

新入生？扉？使い魔？

分からないことだらけで、ただただ頷いて話を聞くことしか出来ない
その間にもグリムは暴れて、

「離せ～！オレ様はこんな奴の使い魔じゃねえんだゾ！」

「はいはい。反抗的な使い魔はみんなそう言うんです。少し静かにしていましょうね」

「ふがふが！」と、喋れない状態にされてしまう

一応は、この男に助けられて、どうやら誤解を受けているようだった

新入生…な訳がない
俺は、高校を受けていない筈だから

「あの、人違いだと思います」

「そんな訳がないでしょう。貴方も反抗的何ですか？」

「いや、本当に…」

「それよりも…勝手に扉を開けて出てきてしまった新入生など、前代未聞です！どれだけ反抗的な上にせっかちさんなんですか…」

どれだけ言っても人の言葉に耳を貸そうとはしない

それどころか、人違いで説教まで始まる始末
そして、

「さあさあ、とっくに入学式は始まっていますよ。鏡の間へ行きましょう」

俺は、連れていかれた

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