舞踏会 1話 ページ2
今夜、グロバナー家で舞踏会が行われる。
『お土産は何買おうかな〜』
エスポワールはまぁまぁいい距離をしている為、余り行くことが無い場所だ。
だから、舞踏会が始まる前に色んな人にお土産を買って帰ることにしていたのだ
『ふふ、この為にお金も貯めたし、使い切っちゃお…
金庫から盗んだりするとあの人の胃にダメージ入るし』
私は目の前に広がるエスポワールへと足を踏み入れた
美味しそうな食材が私の食欲をそそった
この後の舞踏会の事を考えると、少々我慢した方が良いという事になり、欲に耐えながら街を歩いた
『おー!あの店、なんか良さそう』
私の目に止まったのはオシャレな雰囲気満々な雑貨屋だった
私はその店に足を踏み入れた
中には色とりどりなアクセサリーや生活用品が置かれていた
そして、女性店員の「いらっしゃいませぇ〜」と高い声が響いた
少し落ち着いた様な音楽が店の雰囲気を更に出している
店員「何かお探しですか?」
『知人や上司等に土産を買いたいんですけど、この店でのオススメってどれですか?』
店員「なるほどですね、女性に贈るなら、こちらの香水やアクセサリーがいいですね。男性には、あちらにあるものがよろしいかと…
もし、大人数にお贈りなされるなら、当店では茶菓子なども扱ってますので其方でもいいと思いますぅ!」
『なら、お菓子にしようかな…これとこれとそれをお願いします』
案外サクッと決まったからラッキーだな
私が店を出ようとすると
「ありがとうございました〜」と複数人の女性の声が重なる声が聞こえた
店を出ると大柄な男が私のそばに現れた
その大柄な男はサングラスを掛けていて表情は分かりずらかった
?「Aさん、御荷物は如何なさいますか?」
『これ私の部屋の所に置いていて欲しいな』
「分かりました。私はこれで失礼します、良い舞踏会を。」と大柄な男は良いその場を去った
ぐぅと自分のお腹がなった
『やっぱり、少しだけ食べるか〜!』
欲には逆らえず、先程通った道で美味しそうだった料理に思いを馳せた
『うーん、何を食べようかな…
おや?あれは……』
その時、Aは何かを見つけた
『ふぅん、ついて行ってみようかな』
面白いものを見つけたと言わんばかりのモノだった
私は見失わないよう、彼らが行った路地裏近くの屋根から様子を伺うことにした
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作者名:あまね。 | 作成日時:2022年5月25日 23時