第十二話 追い払い?討伐 ページ13
「とりあえずグリムにゃ炎吐くのを任せる」
グリム「お前はどうするんだぞ」
「こうする」
さすがに殴るの面倒なので、グリムをつかみ
グリム「ふな!?」
「炎を吐くともれなくゴーストが倒されるぜ」
というわけで問答無用で、ゴースト姿の学園長に顔を向ける
クロウリー「おぉ」
グリム「ふなー!?」
「はい次こっちー。そんで正面―死角のそこー」
グリムを向けりゃ住むってんだから楽なもんですわー
む
「邪魔だボケ」
ゴースト「ギャー!?」
もう戻ってきたか。ついうっかり殴ってしまった
大丈夫大丈夫ゴーストだもの。復活するってうん。大丈夫大丈夫
グリム「ぜぇ・・・はぁ・・・うぷ、気持ち悪いんだゾ・・・」
「おっと、酔ったか。失敬」
クロウリー「なんと・・・まさか、モンスターをモノのように扱うなんて」
「使えるものは使えと教わったので」
誰に?いや、特に誰というわけじゃないんだけど
クロウリー「しかし・・・実は入学式の時から私の教育者の勘が言ってるんですよねぇ。Aさんには調教師や猛獣使い的な素質があるのではないか、と」
「え、なんか嫌だ」
それはとても嫌だ
グリム「ぜぇ、はぁ・・・さぁ!見せたんだぞ!オレ様を学園にいれろー!」
クロウリー「・・・そうですねぇ。いいでしょう」
グリム「ふなっ!?本当か!?」
クロウリー「しかし、闇の鏡に選ばれなかった、しかもモンスターの入学を許すことはできません。そして」
指さすな
クロウリー「あなたについても、元の世界に戻るまでただ居候をさせるわけにはいかない」
「そういわれても」
クロウリー「えぇ、あなたについては闇の鏡を所有する学園にも責任の一端はある。とりあえず、当面の宿についてはここを無料でご提供します」
ほう
クロウリー「ですが、衣食については自分で支払っていただかねばなりません。手ぶらのあなたが差し出せるものと言ったら―――」
「ふーむ・・・とりあえず、金塊ぐらいは出せるんだけど」
クロウリー「そう、金塊・・・はい?」
うん?
「手ぶらとは言ったが出せるかどうかといわれりゃ出せるんだが」
クロウリー「はい?手ぶらなんですよね?」
「うん、手ぶら」
あ、混乱してる
とりあえず握りこぶしを作っといて、手の中に金塊を『創造』して
「この世界の金銭がいまいちわからないから物々交換でいい、というのであれば用意できる」
クロウリー「・・・どこから?」
「無から?」
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