第四百四十三話 決着?理解 ページ47
ツナ「A!」
炎真「Aさん!」
遠くで零が一礼してきた。・・・あいつマジで一瞬でも役立てればいいって考えてるんだなぁ
「怪我無さそーで何より」
ツナ「A、どうして・・・・ううん、それよりDは!?」
「そこよ」
倒れる六道骸の体
の、ちょっと後ろの方に倒れてる霧の体
「まだ幻覚よ。もうすぐ肉体を持たない霊体として上に行くけど」
ツナ「D・・・あれは」
うん？なに拾って・・・おぉ
「なっつかし!」
そこにあったのは、何時しかの懐中時計
中にはジョットのほかに、GやDといった守護者
そんでもって私ともう一人
ツナ「女の人・・・？」
D「・・・フフ、美しいでしょう。エレナです」
ツナ「え？」
「Dの恋人よ。婚約者ともいう。ちょっと抜けたところもあった貴族令嬢さん。・・・まぁ、故人よ」
D「私とて、最初から一世に反旗を翻していたわけではありません。私もエレナも、当時のボンゴレファミリーを愛していました」
ツナ「なら、なんで」
「長くなりそうだからくっそしょうもなく言うとね、Dとエレナは似た思想を持ってて、それをかなえてくれるのがボンゴレだったのよ。だから尽くしてたし、ついでにエレナにも好かれて万々歳。・・・だから彼女がいたころは安定してたんだけども」
D「一世は間違えた。・・・いえ、私も間違えていたのでしょう。平和路線に切り替え、戦力を削ぎ始めた矢先でした。敵対勢力に襲われ、そこで・・・」
「・・・私も休暇中でにゃー。内通者がいたっぽいけど定かじゃない。どっちにしろエレナは死んだのよ」
『強いボンゴレにしてほしい』というのろいともいえる願いを、Dに与えて
D「だからこそ、エレナの望み通り、ボンゴレを強大なマフィアへと仕立てた。弱き者たちに平和をもたらすために、強大に」
ツナ「・・・でも、エレナさんは、本当に、そんなボンゴレが好きなのかな・・・？」
D「何!?」
ツナ「恐怖や圧力で支配することに、弱い人の気持ちなんて少しも入ってないじゃないか」
D「っ・・・!沢田綱吉!貴様にエレナの気持ちがわかるというのか!」
ツナ「え、エレナさんの気持ち・・・!?」
・・・ここは私が動くかな。仕方ない
というわけでつかつかとDのもとに歩いて行って
パチン!
D「な」
ツナ「え!?」
「『あなたは、間違えました』」
ほほをたたきましょうか
第四百四十四話 トレース?近いね→←第四百四十二話 契約?遂行するさ
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