第四百四十二話 契約?遂行するさ ページ46
ツナ「今、Aの・・・」
D「馬鹿な、馬鹿な馬鹿な馬鹿な!貴様はあの時死んだはずだ!それは私も見ている!―――――なぜあの場にいる、神々A!」
「気が付かんのか元同胞。私はとっくに気が付いていると思ったぜ」
魔王ムーブはもう終わり
椅子から立ち上がって、手に黒鎌を持つ
「いやマジで、気が付かなかったのかね?狙ったように消える私。たまに起こる年齢詐称。クローンとか言う超技術。そんでもって、クローンとはいえあまりにも似た能力と思想、姿」
まぁ、性別が変わった時点で何か誤解したのかもしれないが
同じような鎌で切りかかってくるDを黒鎌で軽く抑える
「なんであれ劣化するものなのに、ほぼすべてを覚えている私。それこそ、当事者じゃなきゃ知らないと思わん?」
D「―――は」
弾かれた先で笑い始めた
D「はははははは!フフ、ヌフフ。私ともあろうものが、長年騙されていたようですね」
「嘆かなくてもいいさ。だって誰も気が付いてないんだもの。ジョットでさえ、前情報与えたのに一瞬騙されたんだぜ?」
D「そう。そうですか。あなたはAなのですか。今までずっと」
「YES。そうともさ」
私はクローンですら作ることはできないからね
D「ならば、ならば納得です。えぇ、納得するしかないでしょう。ここまで来るなら出し惜しみをしている必要はない―――私のとっておきを、見せてあげましょう」
「最後まで見てやるとも。ケド気を付けなよ?お前のまとってるソレ」
黒い炎
「本人の次あたりまで詳しいよ、私は。だからこそ―――『時間と停止』」
D「ぐっ!?」
「話すことぐらいはできるぜ。でも逃がすことはできないにゃー」
逃げようとしてたんだろうけど残念、そこまで甘くないんだなこれが
「安心しなよ。少なくとも死は平等よ。それに上も下もありゃしないのさ」
鎌を振り下ろす
斬るのは肉体ではなく、精神体
・・・まぁ、六道骸の体だからね、それは
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