第四百三十六話 黒い炎？知ってるよ ページ40
隕石のような塊が落ちる
中央には、黒い炎
D「ヌフフ。ごきげんよう」
・・・相変わらずなんか貴族チックな格好だなぁ
幻術だろうけど
D「さぁ、終えましょう。君たちの世代を」
炎真「・・・D。よくも、シモンのみんなを、僕を、だましたな！」
ツナ「D・スペード！」
獄寺「あの野郎・・・！」
「はーい殺気立つのはいいんだがね、ちょっと失敬」
全員の一歩前に立つ
私としてはいつも通りに
「HELLO！さっきぶりだなーD。また過去とも現在ともにつかぬ容姿になっちゃってまー。そういうお年頃はとっくに過ぎ去ったものだと思ってたけど？」
D「ヌフフ。相変わらずですね貴方は。しかし私とあなたには契約があったはず。それを無下にするつもりですか？」
ツナ「契約・・・？」
・・・ふむ
「それはあれだろう？私が『ボンゴレボスを守る』代わりに、君が何をしようと目をつぶれと、そういう奴だろう？」
D「えぇそうです。そして私はボンゴレを強大にするために戦っている。どのボスを守る、と名義していない時点で私の邪魔をする理由はないのでは？」
「そーさねぇ。まぁだからこそ、今まで君の邪魔はしなかったとも。ジョットを陥れようが何しようが・・・まぁシモンにゃちょっと気にかけてたこともあって守りはしたが、それはそれ」
ほかのボスの中にもDがだまし陥れた奴はいた
でも黙認してた。だって続くからね
「知ってるかいD。九代目はもう年を取ってるんだよ」
D「・・・？えぇ、それが？」
「秘蔵っ子も本命も、影武者候補だったXANXUSですら敵対したことで公式にボスになれるのは現状ツナしかいないわけだよ」
D「えぇ、忌々しいことに」
そう、ツナしかいないのだ。ジョットの子孫が
「『ボンゴレ』という組織がどうなろうとまぁ、私には知ったこっちゃないがね。一度約束した以上、ボンゴレボスが一人しかなれないというのであれば、それを守る義務があるのよ」
D「だから敵対する、と？」
「YES。それに、ここ数十年暴れたりないってのもあるのよ」
指輪を取り出そうか
いや、まぁもう指輪じゃないんだけどね
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