第四百二十五話 再開?来たのか ページ29
水野「D――ッ!!」
D「うるさいハエですね」
水野「ぐはっ!」
あー隙を見てたのに返り討ちにされてしまった
アーデルハイト「逃げて、薫!!」
ツナ「このままだと・・・！」
獄寺「ですが十代目、奴は山本の仇です!」
ツナ「だからと言って―――」
D「その点は感謝してますよ。おかげで守護者を一人、楽に消すことができた」
水野「ぐ・・・俺は・・・なんて、ことを・・・」
・・・お
「間に合ったかな」
ツナ「え―――」
キィン!
とどめと言わんばかりに振り下ろされた武器をはじくような音
やりましたのは
山本「すまねぇツナ。出遅れちまった」
ツナ「や、山本!」
「・・・」
だめだな。防御とか、時間稼ぎはできても勝てない
D「これは驚きましたねぇあなたは瀕死の重傷を負ったはず」
山本「俺のとりえは元気だからな・・・大丈夫か、カオル!」
水野「お、俺を・・・なぜだ、なぜ助けた!?俺はお前を殺そうとしたんだぞ!?」
山本「何言ってんだよ。本当に困ってる時に助けてやれるから、友達なんじゃねーか」
なんだあのお人よし
ツナ「よかった、山本・・・でも、体は」
D「信じられません。まさか重傷を負ったはずの山本武が、目の前に現れることになろうとは」
山本「とっくの昔に死んでるはずの亡霊みたいなあんたが言えることかよ。助けられたんだ、知り合いにな」
ツナ「知り合い・・・？」
D「・・・心当たりは見つかりませんが、まぁ良いでしょう。少々狂いましたが、今から自分の手で治しても問題ないでしょう」
山本「そうこなくっちゃな!久々の実戦でワクワクしてるぜ!」
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